DCコミックス史上最凶のヴィラン「ジョーカー」を題材にした映画『ジョーカー』が先日<ベネチア国際映画祭>で先行公開され、大きな話題に。中でも、主演のホアキン・フェニックスの演技が注目を集め、アカデミー賞受賞もうわさされる中、彼が自身の役作りについてインタビューで語っている。
ホアキン・フェニックス「政治的暗殺者についての本も読んだ」
インタビューの中で、フェニックスは本作に出演するために、体重を約24kgも減量して臨んだことを明かしながら、「そんな期間でそれだけの減量をしたとしたら、君も気が狂い始めるよ」と、減量が精神にどれほどの影響を及ぼしたかを説明している。
また役作りのために、「僕が面白いと思う政治的暗殺犯や暗殺未遂犯だったり、そういった類のことをしている独特なタイプの人格に落ちてしまったような人の本を読んだりしたよ」と参考になりそうな本を読んでいたことも明かしている。
さらに本作でのジョーカーを描き切るために、ジョーカー本来の姿であるコメディアン、アーサー・フレックとしてジョークなどを記していくための日記を監督のトッド・フィリップスから手渡されたというフェニックスは、その日記がいかに自身のジョーカー像を築くのに役立ったかを話している。「その日記がすごく役に立ったんだ。何週間か考えていたんだけど、何から始めたらいいかわからなくて。そしたらトッド(監督)がこの日記を送ってくれたんだ」
「何を書いたらいいかわからなかったから、トッドにいくつか提案してもらって、何日か後に彼の提案を聞き入れないまま、突然浮かんで来たんだ。その瞬間はキャラクター像を見つけるのにすごく重要なパートだったよ」といかに日記をつける作業が大切であったかを回想している。
先日開催された<ベネチア国際映画祭>でも、8分間のスタンディングオベーションを受けるほど絶賛された本作。中でも、フェニックスの演技は先述の通り、現時点ですでにアカデミー賞も確実視されているほど。そんな期待感満載の本作は10月4日(金)公開だ。
INFORMATION
ジョーカー
日米同日 10月4日(金)全国ロードショー
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス
共同脚本:スコット・シルバー
キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
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