10月4日(金)に日米同日公開を控えているDCコミックス原作の映画『ジョーカー』。主演のホアキン・フェニックスによる演技や、監督トッド・フィリップスによる演出により、鬼気迫る内容となっていると話題の本作について、米軍が「暴力を引き起こす危険性がある」との警告を発表したことが取りざたされている中、カリフォルニア州ロサンゼルスを管轄するロサンゼルス市警察(以下LAPD)が異例の声明を発表した。

映画『ジョーカー』は危険じゃない!

報道によると、LAPDが現地時間26日(木)に声明を発表。その声明には「ロサンゼルス市警察は、『ジョーカー』のプレミアに付随する社会の懸念や歴史的な意義を把握しています。ロサンゼルス地区には現実味のある脅威はありませんが、市警察は『ジョーカー』の公開に合わせて、各映画館周辺の十分な警戒を続けていく予定です。皆さんに外に出かけて週末のあらゆるレジャーアクティビティを楽しんでいただきたいですが、市民の方々には用心し、常に周辺に気を配るように気をつけていただきたい。いつもと同じように、何か見つけたら、お申し付けください」と記されており、映画そのものの危険性を否定している。

また、アメリカの劇場所有者協会もFBIや、その他の法律執行機関から何の警告も受けていないと発表している。これらの懸念は、2012年公開のDCコミックス原作映画『ダークナイト ライジング』の初公開時に、コロラド州オーロラで殺傷事件が起きたことからも起因しているようだ。『ジョーカー』の公開は、日本でも多くの映画ファンが期待しているだけに、きっと心配な方も多いはず。何も起きないことを願うばかりだ。

映画「ジョーカー」本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

INFORMATION

ジョーカー

映画『ジョーカー』に危険性はなし?LAPDが異例の声明を発表 film190927_joker_lapd_3

日米同日 10月4日(金)全国ロードショー

監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス
共同脚本:スコット・シルバー
キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロほか
配給:ワーナー・ブラザース映画

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