直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした、映画『火口のふたり』が先日公開を迎え、各劇場で満席回が続出! 現在、新宿武蔵野館ほかにて大ヒット全国公開中だ。この度、そんな本作から主演の柄本佑、瀧内公美の“火口の前のふたり”の幻のアザーカットが初公開された。
裸で抱き合う柄本佑と瀧内公美
公開された写真は劇中では見ることのできない未使用写真。富士山の火口に重ねた手をかざし、裸で抱き合うの賢治(柄本佑)と直子(瀧内公美)が写された美しい1枚は、他の過去のふたりの写真とともに、映画本編の撮影前に、写真家の野村佐紀子と主演の柄本佑、瀧内公美の3人だけで撮影された。
本作の中で重要なキーアイテムとなる写真家・野村佐紀子が撮影を担当した、賢治と直子の過去の情事を写したモノクロームの写真。タイトルクレジットでは、下田逸郎の「早く抱いて」をバックに、一冊の黒いアルバムがめくられ、情愛に耽る過去のふたりが画面に映し出され物語がスタートする。
再会を果たしたふたりが、一緒にアルバムをめくり、恋愛関係にあった頃の自分たちの写真を見る場面で、直子の「私たち一度富士山の火口で心中したんだよ」というセリフとともに映し出される“富士山の火口の前で裸で抱き合うふたり”は、今にも火口に吸い込まれそうな過去のふたりが写されており、劇中で最もインパクトを与える過去のふたりの危うい関係を象徴する一枚だ。
撮影を手がけた野村は、「私の写真の撮影が、お二人のはじめてのセックスシーンでしたが、二人の集中力がすごかったですね。お互いのちょっとした反応、ささいなやりとりを見ているのは楽しかった。何かが生まれる時って、こんな風なんだなと思いました。二人とも、格好よかったです」と撮影を振り返っている。そんな彼らの気迫あふれる演技にも注目しながら、本作を堪能してほしい。
8.23(金)公開『火口のふたり』大胆過ぎて上映NG!幻の予告編
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INFORMATION
火口のふたり
8月23日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開
出演:柄本 佑、瀧内公美
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
脚本・監督:荒井晴彦
音楽:下田逸郎
製作:瀬井哲也、小西啓介、梅川治男
エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎、森重 晃
プロデューサー:田辺隆史、行実 良
写真:野村佐紀子
絵:蜷川みほ
タイトル:町口覚
配給:ファントム・フィルム
レイティング:R18+
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