話題の映画『カメラを止めるな!』について映画の原案としてクレジットされている劇団PEACEの舞台『GHOST IN THE BOX!』の脚本、演出家の和田亮一(ワダリョウイチ)が著作権の侵害を主張、その思いを綴った文章を公開している。

舞台『GHOST IN THE BOX!』著作権は和田亮一、A、劇団にある

「当時、劇団に脚本家志望の後輩Aがいて、僕が一緒に企画案を練り、脚本をAに任せ、稽古しながら四苦八苦しながら脚色して出来上がったのが「GHOST IN THE BOX!」です。なので、著作権は僕とA、そして劇団にあります。」と舞台『GHOST IN THE BOX!』の著作権の帰属について言及。

劇団の解散後、上田慎一郎監督と親交のあった元劇団員Bとの間で舞台『GHOST IN THE BOX!』の映画化企画が持ち上がり、脚本に携わっていたAも加わり映画化企画が進行。

その後企画は頓挫。

その後監督が独自に書き上げたのが『カメラを止めるな!』という作品だという、作品誕生の経緯が説明されている。

「最初は、単純に嬉しかった」

「僕はその事実(カメラを止めるな!がゴーストから作られたこと)を、公開されてだいぶ経つ7月初旬、さらに別の元劇団員の後輩から聞いて初めて知りました。最初は、単純に嬉しかったんです。」と最初は単純に嬉しいかったことを明かしている。

Twitterでも当初は好意的な感想が綴られている。

しかし、映画にはクレジット表記がなかった

「でも実際に見てみるとクレジットにはPEACEの名前、GHOSTの名前はありませんでした。しかも監督はインタビューに「ある劇団のある芝居に影響を受けて」と答えていて、世間では「オリジナルストーリー」として評価されていた。劇団名、作品名を出さないのはプロデューサーの意向ということでした。解散してるからしょうがないとは思ったが、どうしてもそれが納得できず、監督に連絡を取りました。」とクレジットがないこと、世間がオリジナル作品として評価していることに不満を持つようになったと監督にコンタクトを取るに至ったと綴られている。

話し合いの結果、「原作」ではなく「原案」としてクレジットされることになったが、基本構造・設定はそのまま使われているにも関わらず「原作」として扱われないことに納得が行かないため『FLASH』の取材を受けたと理由を説明しています。また、当時劇団を応援してくれた方、劇団員をはじめ作品に携わった方のためにも真実を明らかにしたいとの思いもあるようだ。

『映画「カメラを止めるな!」について』としてnoteで全文が公開されているので、詳しくは全文を確認してほしい。

映画「カメラを止めるな!」について 全文

週刊誌『FLASH』のウェブ版でも、著作権侵害を訴えることを検討しているなど詳細が語られているので、こちらも参照してほしい。

『カメラを止めるな!』はパクリだ!原作者が怒りの告発

【追記:2018年8月21日19:45】

『「カメラを止めるな!」に関するご連絡』と題された声明文を製作のENBUゼミナールが公開。

映画は上田監督の脚本、監督、編集によるもので、舞台とは異なる独自の形で製作を進め、ストーリーも舞台と全く別物である上、脚本の内容も異なるものであると主張。

さらに、週刊誌『FLASH』記事の見出しに掲載されているような、法的に「著作権侵害」が生じていたり、舞台を「パクった」といった事実は一切ないと主張している。

「カメラを止めるな!」に関するご連絡

カメラを止めるな!

2018年6月23日(土)から全国で順次公開

監督・脚本・編集:上田慎一郎
​出演:濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 長屋和彰 細井学 市原洋 山﨑俊太郎 大沢真一郎 竹原芳子 浅森咲希奈 吉田美紀 合田純奈 秋山ゆずき
撮影:曽根剛|録音:古茂田耕吉|助監督:中泉裕矢|特殊造形・メイク:下畑和秀|ヘアメイク:平林純子|制作:吉田幸之助|主題歌・メインテーマ:鈴木伸宏&伊藤翔磨 歌:山本真由美|音楽:永井カイル|アソシエイトプロデューサー:児玉健太郎 牟田浩二|プロデューサー:市橋浩治
96分/16:9/2017年 海外タイトル「ONE CUT OF THE DEAD」
【製作】ENBUゼミナール 【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール

STORY】とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!​大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。

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