『ミッドナイト・イン・パリ』では1920年代黄金時代のパリへ、『カフェ・ソサエティ』では1930年代のハリウッドへと観客をタイムトリップさせたウディ・アレン監督の最新作『女と男の観覧車』の公開が2018年6月23日と迫っている中今回、脚本家を夢見ながらライフガードのアルバイトをしているミッキーを演じたウディ・アレン作品初出演のジャスティン・ティンバーレイクと、元夫に命を狙われ実の父を頼り、コニーアイランドに戻ってきたキャロライナを演じた、ジュノー・テンプルの二人のインタビューが公開となりました。
照れ出すジャスティンに注目のインタビュー映像
おふたりのキャラクターを理解するカギは何ですか?
ジュノー・テンプル「台本を読んでいて何が起こるか知っていても知らないフリをしている。彼女はそんな風ですごく刹那的な感じの、楽観的にその瞬間を生きている。未来は分からないし、過去にはこだわらない、そんな生き方の人よ。作品に明るさをもたらすけど、ナイーブなところもあってそこが危ういのよ。あることを知ってしまったから。そういう性格だと知る事も大事だけど、でも全部忘れちゃって映画の一瞬ごとを楽しんでほしいわ。キャストが素晴らしいから目が離せないと思うわ。」
ミッキーのキャラクターについてはどうですか?
ジャスティン・ティンバーレイク「ミッキーは二重性がカギになると思う。僕がナレーションをしていて何が起きるかを観客に話すけど、話が進むとミッキーの欠点に気づかされる。他の登場人物と同様に欠点があるとね。彼のキャラクターは希望に満ちたロマンチストだ。自分の人間性を犠牲にしようとするんだ、他の人たちの人生を豊かにするためにね。」
後半、話しながら照れ出すジャスティンに注目です。
6/23(土)公開『女と男の観覧車』ジャスティン&ジュノー_インタビュー映像
あらすじ
時は1950年代、主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、今はコニーアイランドの遊園地にあるレストランで、ウェイトレスとして働いている。再婚同士で結ばれた、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める──。
女と男の観覧車
6月23日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開
監督/脚本:ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ』『ミッドナイト・イン・パリ』
出演:ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』『タイタニック』
ジャスティン・ティンバーレイク『ステイ・フレンズ』『TIME/タイム』
ジュノー・テンプル『リトル・バード164マイルの恋』『トランストリップ』
ジム・ベルーシ『K-9/友情に輝く星』『ゴーストライター』
2017年/アメリカ/英語/カラー/101分/アメリカンビスタ/原題:WONDER WHEEL
Photo by Jessica Miglio © 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
時は1950年代、主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、今はコニーアイランドの遊園地にあるレストランで、ウェイトレスとして働いている。再婚同士で結ばれた、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める──。