2003年、2004年とシリーズで公開され、世界中を熱狂の渦に巻き込んだクエンティン・タランティーノ監督のカンフー・アクション映画『キル・ビル』。以前より噂されている続編に向けて、ついに監督が動き出しているようだ。
タランティーノ、主演ユマ・サーマンと話し合い
インタビューに応えたタランティーノはシリーズで主役であるベアトリクス・キドーを演じた名女優ユマ・サーマンと、「キル・ビル」シリーズの続編について話し合ったことを明かしている。
「僕とユマは、実は、本当のこと言うと、最近続編について話し合ったところなんだ。僕はもうちょっと先のことまで考えている。本当つい先週話し合ったんだよ。もし僕の作った映画から他の映画に派生するんだったら、それは『キル・ビル Vol.3』になるだろうね」と、ユマ・サーマンとともにかなり前向きに話し合った旨を語っている。
映画監督業を引退する噂も?
一方で、今年開催の<カンヌ国際映画祭>に正式出品し、喝采を浴びた最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の次の作品を最後に映画監督業を引退する、と発言したことも話題に。インタビューで彼は「映画のことについて考えることといえば、僕はもう限界に来ているってことだ」と話しており、今後は脚本業や舞台の脚本を手がけることに専念する様子。
彼が監督業をやめてしまうのは寂しいことではあるが、もし最後に監督する作品が「キル・ビル」シリーズ続編となれば、きっと世界中のファンが大喜びするはず。果たして『キル・ビル Vol.3』は実現するのだろうか? 続報に期待したい。