ミステリー映画の新たな傑作、2020年1月31日(金)より日本公開となる『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のキャラクターたちを総まくりする相関図が公開した。さらに、ライアン・ジョンソン監督から大家族を描いた経緯を明かすコメントも到着した。
一家全員が第一容疑者に!探偵役のダニエル・クレイグが暴く事件の犯人はだれ?
事件の被害者であり、誕生日の夜に謎の死を遂げるのは、豪邸の持ち主ハーラン・スロンビー。ミステリー作家として成功を収めており、莫大な資産を抱える大富豪だ。彼には長女リンダ(ジェイミー・リー・カーティス)、次男ウォルト(マイケル・シャノン)、亡き長男という3人の子供がいる。リンダには夫リチャード(ドン・ジョンソン)と、一族の異端児である息子ランサム(クリス・エヴァンス)がいる。ウォルトには妻のドナ(リキ・リンドホーム)と息子のジェイコブ(ジェイデン・マーテル)がおり、そして長男の妻ジョニ(トニ・コレット)とその娘のメグ(キャサリン・ラングフォード)も、誕生日を祝うため屋敷にいた。
全員が事件の第一容疑者となったことをきっかけに、一見、何不自由ない裕福な家族の裏に隠された、もつれた人間関係が浮き彫りとなっていく。さらに家族だけではなく、普段よりハーランの側に仕える家政婦と看護師も第一容疑者としてマークされる。家政婦のフラン(エディ・パターソン)は、最初にハーランの書斎に入った第一発見者だ。そして専属看護師マルタ(アナ・デ・アルマス)は彼の側に常におり、彼を最もよく知る人物として疑われることになる。
ライアン・ジョンソン監督は、「私はこの2つを両立させたかった。謎解きや風変わりな探偵、そしてミステリーの醍醐味である全ての謎が解けるラストシーンの楽しさを維持しつつ、スリラーのかたちを使ってこの家族で実際に起きている問題に観客を引き込みたかったんだ」と、人間味あふれるキャラクターによって共感性を生み出したかったと語り、さらに「私は家族ととても仲が良いんだ。こんなひどい家族ではないよ。でも大家族で育ったので、こういった複雑な関係や崩壊している部分はとてもよく理解できた。もちろんそれらが、ユーモアや物語の地盤となるのかもしれない。」と、大家族を軸に進んでいく物語とした経緯を明かした。
また、キャスティングの要はこの映画ならではの探偵ブノワ・ブラン役を見つけることだと考え、何でも出来る役者を求めていたというライアンは、「ポアロにしろ、コロンボにしろ、ミス・マープルにしろ、映画の中の探偵にとって重要な共通要素は、完全にシリアスにはならない何かを持っていることだ。ブノワ・ブランを、面白くて欠点のある、純粋に愛せるキャラクターに描こうとした。そしてまさにダニエル・クレイグが素晴らしい人間味をブランにもたらしてくれた」と語っている。
先日ジャームズ・ボンド引退を口にしたダニエル・クレイグが新たに選んだキャラクター、名探偵ブランの推理により暴かれていく家族の関係。いったい犯人はだれなのか、そして遺産はだれの手に? ぜひこのミステリー映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』に注目だ。
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』2020.1.31(金)公開/日本版予告
INFORMATION
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
2020年1月31日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督&脚本:ライアン・ジョンソン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『LOOPER/ルーパー』)
出演:ダニエル・クレイグ(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 )、クリス・エヴァンス(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)、アナ・デ・アルマス(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)、ジェイミー・リー・カーティス(『ハロウィン』)、ニ・コレット(『ヘレディタリー/継承』)、ドン・ジョンソン(『ジャンゴ 繋がれざる者』)、マイケル・シャノン(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、キース・スタンフィールド(『ゲット・アウト』)、キャサリン・ラングフォード(NETFLIX「13の理由」)、ジェイデン・マーテル(『IT/イット”それ”が見えたら終わり』)、クリストファー・プラマー(『ゲティ家の身代金』)
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
Motion Picture Artwork © 2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.