2014年5月開催の<文学フリマ>で発売しされた同人誌「なし水」に収録され、その衝撃的なタイトルからネット上で話題となった主婦こだまの自伝である短編小説『夫のちんぽが入らない』が石橋菜津美と中村蒼のW主演で連続ドラマ化することがわかった。
原作『夫のちんぽが入らない』は、夫と交際してから約20年、「入らない」女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモアあふれる筆致で綴った“愛と堕落”の半生、“衝撃の実話”を綴った処女作。
原作は、2017年1月に大幅に加筆修正され書籍化し、発売1カ月で13万部の売り上げを突破し、「Yahoo!検索大賞2017」では小説部門賞を受賞、現在は漫画版の連載が開始されている。
ストーリーの鍵を握る夫・渡辺研一を演じるのは、三島由紀夫原作のドラマ『命売ります』(BSジャパン2018年1月放送)や、舞台『悪人』でシリアスな役柄を好演し、高い演技力を評価され、NHKBSプレミアムにて一夜限りで放送されるスーパープレミアム『悪魔が来りて笛を吹く』(NHK BSプレミアム2018年7月28日(土)放送予定)への出演も発表されたばかりの俳優・中村蒼に決定した。
中村蒼コメント
——原作本は知っていましたか?
「元々原作のことは知りませんでした。まずタイトルに衝撃を受けましたが中身はさらに違った衝撃を受ける作品でした。言葉にすると軽くなってしまいそうですが、筆者のこれまでの苦悩を考えるととても辛い気持ちになりました。そしてノンフィクションだったことにさらに驚きました」
——今作のドラマ化、出演の話を聞いてどう思いましたか?
「台本を読んでまず普通ってなんだろうと思いました。自分が普通だと思う感覚は自分にしか当てはまらないなと。世間一般の考えと違うことが責められがちな世の中ですが、そうでなくても誠実に懸命に生きていけばそれで良いんだと思いました。2人だけの普通と2人だけの幸せ、愛の形を見出して前向きに生きて行く姿をみてとても応援したくなりました。そしてそんな作品に出られて光栄です」
——実際演じてみてどうですか?
「この作品に登場する夫婦はとても幸せでお互いを想ってます。でも想ってるが故に気持ちをぶつけられなかったりすれ違ったりするシーンが幾度もあり、とてももどかしい気持ちになりました。でも互いを想って力強く生きるこの夫婦が世界中の人々から愛されると良いなと思います」
連続ドラマ『夫のちんぽが入らない』は、フジレビが運営する動画配信サービスFOD、並びに、世界最大級のオンライン定額制ストリーミングサービスNetflixにて配信される。(2019年配信予定)
連続ドラマ『夫のちんぽが入らない』概要
FOD・Netflixにて2019年配信
原作:「夫のちんぽが入らない」扶桑社刊 こだま著
出演:
石橋菜津美、中村蒼
スタッフ:
演出:タナダユキ
脚本:黒沢久子
企画・プロデュース:清水一幸(フジテレビ)
プロデューサー:湊谷恭史(ザフール)
制作著作:フジテレビ
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