今なお世界に多大なる影響を与え続ける映画監督スタンリー・キューブリック。没後20年を迎えた今年、知られざるキューブリックのすべてを、全く異なるアプローチから描いた2本の秀作ドキュメンタリー映画『キューブリックに愛された男』(原題:S is for Stanley)と、『キューブリックに魅せられた男』(原題:FILMWORKER)が史上初のカップリング上映で11月1日(金)より公開。本2作の第2弾予告篇(90秒)が解禁となった。
スタンリー・キューブリックのすべてを知るふたりの物語がここに!
今回解禁された第2弾予告篇では、天才キューブリックの異常なまでのこだわりを30年も支え続けた2人の男、キューブリックの専属ドライバーであった『キューブリックに愛された男』のエミリオ・ダレッサンドロと、キューブリックに絶対的な忠誠を誓った『キューブリックに魅せられた男』のレオン・ヴィターリが、生前のキューブリックのプライベートな側面からの、そして仕事面からの映像や秘話を映し出している。
さらにライアン・オニールやマシュー・モディーンもキューブリックについて語り、キューブリック作品の舞台裏などの映像を使用したキューブリックファンにはたまらない仕上がりに。
また、『シャイニング』で6歳にしてスクリーンデビューした子役ダニー・ロイドが当時の様子をインタビューで答えており、43歳になった(現在は46歳)ダニー・ロイドの姿を確認することもできる。
さらに、本予告篇のナレーションは『2001年宇宙の旅』最新日本語吹替版の「HAL 9000」、またヴィゴ・モーテンセンやコリン・ファースの声で知られる木下浩之が担当! 予告篇最後の公開日の告知部分は『2001年宇宙の旅』へのオマージュとなっているのも注目のポイントだ。
『キューブリックに愛された男』は、キューブリックの専属ドライバーであったエミリオ・アレッサンドロの目を通して、奇妙な出会いや神経質なキューブリックの生活様式、動物に囲まれ穏やかな日常など、これまで描かれなかった巨匠の普段着の姿が、2人の厚い友情と共に浮かび上がるハートフルな仕上がりの作品に。
一方の『キューブリックに魅せられた男』は、『バリー・リンドン』の出演をきっかけに、キューブリックに絶対的な忠誠を誓った若き俳優レオン・ヴィターリが、その後個人的なアシスタントに取りたてられ、無限とも思えるキューブリック監督の雑事に追われていく過酷な日々を、ライアン・オニール、R・リー・アーメイ、マシュー・モディーンら出演者を始めとする多彩な映画人たちの証言とともに描き出してゆく、意欲的な作品となっている。
映画「キューブリックに愛された男」「キューブリックに魅せられた男」90秒予告
INFORMATION
キューブリックに愛された男
2019年11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国カップリング上映
2016年/イタリア/カラー/82分/ビスタサイズ/5.1ch
原題:S is for Stanley
監督:アレックス・インファセッリ
出演:エミリオ・ダレッサンドロ/ジャネット・ウールモア/クライヴ・リシュ
配給:オープンセサミ
©2016 Kinetica-Lock and Valentine
キューブリックに魅せられた男
2019年11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国カップリング上映
2017年/アメリカ/カラー/94分/ビスタサイズ/5.1ch
原題:FILMWORKER
監督・撮影・編集:トニー・ジエラ
出演:レオン・ヴィターリ/ライアン・オニール/マシュー・モディーン/R・リー・アーメイ/ステラン・スカルスガルド/ダニー・ロイド