リリー・フランキー、安藤サクラを始め豪華キャストが出演、是枝裕和監督の長編14作目となる2018年6月8日公開予定『万引き家族』の本予告映像が公開された。
様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』は、先日、5月8日(火)から5月19日(土)に開催予定の第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】へ正式出品されることが決定し、世界中から集まった選りすぐりの作品とともに、その賞の行方にも大きな注目と期待が集まる。
演技派俳優が魅せる圧巻の演技に息を飲む本予告
スーパーで、ハンドサインを出しあい、カバンにお菓子を忍ばせ、車からバッグを盗み去る父子に、「都会の片隅で暮らす、5人の家族、彼らの家業は犯罪でしたー」とナレーションが重なる。
そして、寒空の下で震える少女を見かねて連れ帰ってきてしまう―「誘拐だよ、あれ」とさらなる犯罪を匂わせつつも、家族として育てることに。
「選ばれたのかな、あたしたち」と話しながら、家族全員で海ではしゃぐ幸せな時間が流れる。
しかし、少女行方不明のニュースが流れると事態は一転、取り調べと思われるシーンでは、「他に教えられることがなんにもないんです」と呆然と話すリリー・フランキー、涙ながらに「拾ったんです。捨てた人は、他にいるんじゃないですか?」と話す安藤サクラの表情が、更なる家族の秘密と、衝撃の展開を予感させる…。
家族を超えた絆を描く衝撃作。
東京の下町で質素に暮らす、一見ありふれた家族。しかし、彼らは生計を立てるため、家族ぐるみで軽犯罪を重ねていたのだった。犯罪でしかつながれなかった家族の “許されない絆”が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎える。
人と人との関係が希薄な今の時代に、真の “つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃の感動作。
息子と協力して万引きを重ねる父・治をリリー・フランキー、その妻・信代を安藤サクラ、彼女の妹・亜紀を松岡茉優、家族の“定収入”として年金を当てにされる祖母・初枝を樹木希林が演じ、さらに、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人、森口瑤子ら実力派俳優たちが集結。そしてオーディションで抜擢された城桧吏(じょう・かいり)と佐々木みゆの2人の子どもたちが瑞々しい表情を見せている。
劇伴音楽は細野晴臣が担当。
『万引き家族』
6月8日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018『万引き家族』 製作委員会
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