2020年5月1日(金)日米同時公開を迎えるマーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』で、ついにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)“フェーズ4”が始動する。そんな中、マーベル・スタジオの社長兼プロデューサーを務めるケヴィン・ファイギがブラジル・サンパウロで開催された<Comic Con Experience – São Paulo(CCXP)>に登壇し、“フェーズ4”のストーリー展開について語った。
ケヴィン・ファイギ「ずっとタイムトラベルを描きたかった」
<CCXP>に登場したファイギはスピーチにおいて、これまでのMCUのあゆみを振り返りながら“フェーズ4”の展開について語っている。「私たちがMCUをスタートさせた時は、ストーリーのすべてが(ロバート・ダウニー Jr.演じる)トニー・スタークに関することでした。世界にトニー・スタークとアイアンマンのアーマーを紹介するのが目的だったのです。それから、(『マイティ・ソー』に登場する)アズガルドの人々がどのような人々なのかを説明し、スーパーソルジャー(クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカ)について学び、そして『アベンジャーズ』で彼らを引き合わせたのです」
「アベンジャーズ」予告編
続けて「私はずっとタイムトラベルについて描きたかったんです。『アベンジャーズ/エンドゲーム』内でようやくそれを実現することができました」と語り、また「マルチバースはMCUが進化する上での次なるステップです。『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』は、公開以前の『ワンダビジョン(原題)』以外のDisney+シリーズと公開後の映画にとても楽しい方法で影響を与え、道を開くことになるはずです」と、「ドクター・ストレンジ」シリーズの続編が今後のストーリー展開の鍵になることも明かしている。つまり今後もインフィニティ・ストーンのひとつ、タイム・ストーンが活躍する場面が多く見られるということだろうか。
まだまだその全貌が隠されているMCUの“フェーズ4”。まずは2020年5月1日公開の『ブラック・ウィドウ』で、その一端を垣間みよう!