森山大道のドキュメンタリームービー『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』が2021年4月30日(金)に公開される。この度、菅田将暉のナレーションによる本予告編が解禁となった。
森山大道のドキュメンタリームービー、菅田将暉ナレーションによる本予告編が解禁!
本作はスナップショットの帝王として知られ、世界で最も尖った81歳の写真家・森山大道に密着し、見るものを魔法にかけるような作品の魅力について迫ったドキュメンタリー。本編オープニングナレーション(冒頭映像コメント)を俳優の菅田将暉が担当しており、今回解禁される本予告編でも、菅田のナレーションが一部使用されている。
なお、本作は11月3日・5日にイギリス最大のインディペンデント映画祭である<レインダンス映画祭>の「Arty」部門に正式招待上映されたほか、10月17日~19日に開催された中国最大級のドキュメンタリー映画祭<西湖国際ドキュメンタリー映画祭>でも正式招待上映され、注目を浴びている。
近年、中国でのファンをますます増やしている森山大道。中国の映画監督でも、『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』などで評価の高いディアオ・イーナン監督が、森山大道の作風への影響を公言しているほど。今回の上映もチケットが早々に完売し、上映後のQ&Aでは、zoomで参加した岩間玄監督に、予定時間ギリギリまで質問があがるなど、現地の熱気を感じさせる内容となっていた。
スナップショットの帝王として知られる森山大道は、国内外の若手クリエイターから絶大な支持を集めてきた。時代を彩るトップスターを積極的に撮影するとともに、写真のノーベル賞と呼ばれるハッセルブラッド賞を受賞、名実ともに写真界のトップを走り続ける。
一方で、万華鏡のようなパブリックイメージとは裏腹に、天才の内実に触れた者はわずかしかいない。その人生は、写真同様、解きがたい謎として、ファンを魅了してきた。写真史上、最大の謎に迫る前人未踏のドキュメンタリーとなる今作をぜひチェックして欲しい。