是枝裕和もその才能に惚れ込んだ、新進気鋭の監督・佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した、『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)に公開を迎える。この度、折坂悠太書き下ろしの主題歌”春”のMV&主演の仲野太賀と折坂悠太の対談映像が公開された。
『泣く子はいねぇが』主題歌”春”のMV&折坂悠太と仲野太賀の対談映像が公開!
本作の主題歌”春”や音楽を担当したのは、フジテレビ系で放送中のドラマ『監察医 朝顔』主題歌でも話題の折坂悠太だ。以前から折坂のファンで、撮影中も彼の楽曲を繰り返し聞いて気持ちを高めていたという仲野太賀は、完成した作品を観て「めちゃめちゃ興奮した!エンドロールで『春』が流れた瞬間に抱きしめられたような気持になった。この映画全体を包んでくれたような感じがした」と大絶賛。対談では、撮影中に仲野から折坂の楽曲が本作の世界観にぴったりだと提案したことも語っており、楽曲への想いが強いことが分かる。
初めて映画主題歌、音楽にも挑戦した折坂は「音楽で感情を増幅させるのではなく、波の音や風の音と同じようにただただ寄り添うことによってより奥行きを出すことが役割なのかなと思いました。この仕事をお受けする前に太賀さんから『ラストシーンのその先を観客のみなさんに委ねる部分が多いので、何か一歩踏み出せるものを導いてもらいたい』というメッセージをもらい、そういうポジティブでもネガティブでもない感情を持っているのは母親なのかなと感じた。唯一物語の中で状況を俯瞰して観ている余 貴美子さん演じるたすくの母親の気持ちで作ろうと思いました」と、楽曲に込めた思いを語った。
また、今回解禁となるミュージックビデオでは、映画のロケ地である秋田県男鹿半島で主人公たすくの実家として実際に撮影を行っていた場所を借り、映画と同じく監督・を佐藤快磨が、撮影を月永雄太が担当した映像を新たに使用。ミュージックビデオ内のテレビ画面や中盤で大きく映し出される映像は、製材所が営業していた頃に撮影された約40年前の男鹿のホームビデオだ。まさに「男鹿に吹く風のように歌が始まり、巡ってきた季節と繋いできた小さな幸せを描きたい」という佐藤監督の想いの詰まったMVとなっているため、忘れずチェックして欲しい。本作の公開もお楽しみに!
映画『泣く子はいねぇが』主題歌「春」解禁!スペシャル対談映像(仲野太賀×折坂悠太)
折坂悠太 – 春 (Official Music Video)/Yuta Orisaka – Spring Comes
INFORMATION
泣く子はいねぇが
11/20(金)より、新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督・脚本・編集:佐藤快磨
出演:仲野太賀 吉岡里帆 寛 一 郎 山中 崇/余 貴美子 柳葉敏郎
主題歌:折坂悠太「春」(Less+ Project.)
企画:是枝裕和
エクゼクティブ・プロデューサー:河村光庸
プロデューサー:大日向隼、伴瀬萌、古市秀人
企画協力:分福
制作プロダクション:AOI Pro. / 配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ / 製作:『泣く子はいねぇが』製作委員会
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