写真家で映画監督の蜷川実花による、新たなNetflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』が、来年2020年初頭、全世界190か国に独占配信される。今回、7月3日(水)に3か月以上に渡る撮影がクランクアップし、中谷美紀、池田エライザ、蜷川実花監督よりコメントが到着した。
3ヶ月以上に渡る撮影が、ついにクランクアップ
本作は蜷川監督が長年温め続けてきた念願の企画であり、監督にしか描けなかった完全オリジナルドラマとなる。他にも夏木マリ、板谷由夏、コムアイ、中島美嘉、上杉柊平、金子ノブアキ、ゆうたろうという幅広い世代の豪華キャスト陣が集結し、TOKYOのリアルライフをゴージャスに盛り上げる。
3月19日(火)にクランクイン、“今”の東京を舞台に都内各地を中心に撮影が行われてきた本作。モラルに囚われない確固としたライフスタイル、恋はするが相手に依存することはない自信にあふれた生き様が、リミを中心に描かれている。7月3日(水)、3か月以上に渡る撮影がクランクアップした。
中谷美紀、池田エライザ、蜷川実花のコメントが到着
奈良リミ役 中谷美紀コメント
毎回、新たなお仕事のお話をいただくたびに、初日は本当に緊張するんですよね。新たな役に携わるときは、毎回毎回、自分の殻を脱ぎ捨てて、見知らぬ人物の体の中に入っていくという感じで。もしくは新たな魂を自分の体の中に入れるという感じなので、戸惑いますし。終わるときは、毎回本当に清々しい気持ちで「終わったー!!」っていう感じです。女性の生きづらさみたいなことが、今もしきりに叫ばれていますし、自分でもそれは感じることではありますけれども、時代のせいにしたり、社会のせいにしたり、人のせいにしたり会社のせいにしたりすることは、簡単ですし、自分自身もそうしてしまいがちではあるのですが、この作品を通じて、自ら運命を切り開いていくと言いますか、自由も権利も掴み取るものなのだと教えていただいたように思います。年齢や性別を何かを諦める理由にしない人間でありたいなと思いました。女性礼賛の作品なので、当然女性にはご覧いただきたいですし、女性の生態を不可解に思っていらっしゃる男性にもご覧いただきたいですし、属性を問わず世界中の方にもご覧いただきたいです。
百田なつめ役 池田エライザコメント
なつめという役を通して、自分自身を通り過ぎていった苦しみや足掻いていたところに改めて触れることになり、それはすごく美しい感情だったんだなとか、みじめに見えてたのに全然みじめじゃなかったりとか、自分の純度も上げてくれるような存在でした。これからなつめにうっかりですけど、救われる瞬間が多いんじゃないかなと思います。見てる人にこれからを想像してもらえるようなシーンを最後に撮れたので、これからっていう所で終わったなっていう感じもあるし、でもここまで無事にみんなと来れたということが今は純粋に嬉しいです。「最近なんだか、つまんないな」って思ってる人に『FOLLOWERS』のキャスト全員並んで「人生案外つまんなくないよ」って、その人に言ってあげてるような作品になっていると思います。オシャレ作品だと思ったら、すごい中身がぎっしりで、明日から頑張ってみようかなって思う作品になってると思うので、そう言う方にも是非、見ていただきたいです。どの作品よりもリアルに描かれた東京で、私は大いに泣き、大いに笑いました。お楽しみに!
蜷川実花監督コメント
今回、中谷さん演じるリミたち大人と、エライザ演じるなつめたち若者、両者を通して、ディテールにこだわり、衣装からセリフから、細かく詰めて“今の東京”を描いていきました。軽やかで楽しそうな大人たちの姿から伝えたかったのは「大変なこともあるけれど、それでも大人ってこんなに楽しいよ」ということ。一方で、今の若い子たちの空気感を取り込みながら、自分が若かった頃に抱いていた焦りや不安、怒りもきちんとすくい上げ、表現することができたと思います。中谷さんはずっと大好きな女優さんで、ご一緒できて本当に嬉しかったですし、中谷さんの中にある芯の強さがリミとリンクして、そこに助けられました。エライザは私よりずっと年下なのに、姉のような包容力があって大ファンです。エライザから聞いた言葉をセリフに入れるなど、彼女から教わることがたくさんありました。豪華キャストの方々以外にも、東京の“今”かっこいい人を全員出したい! とたくさんの方に集まっていただきました。東京が舞台で、身近な友人たちも出演してくれて、これほど現実と物語が接近した作品は今までありませんでした。撮影中は、虚実入り交じった毎日で、何度も不思議な感覚に陥ったほど。長期に及ぶ撮影でしたが、これが“東京の真ん中”という作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください。
来年初頭にNetflixにて独占配信予定の本作を、お楽しみに!