米現地時間2月28日(日)に行われた第78回ゴールデン・グローブ賞授賞発表で、Netflixオリジナル作品が合計9(映画部門:3、テレビ部門:6)(※)部門で受賞。今年は各映画賞において、例年以上に配信作品、中でも特にNetflixオリジナル作品が多数ノミネートされており、アカデミー賞をはじめとする今後の各賞レースの結果にも注目が集まっている。

Netflix作品がゴールデングローブ賞で9部門受賞!

映画部門では、チャドウィック・ボーズマンが『マ・レイニーのブラックボトム』で【主演男優賞[ドラマ]】を受賞した。本作は、チャドウィック(『ブラックパンサー』)の遺作となった作品であり、”ブルースの母”と呼ばれた歌手マ・レイニーとミュージシャンたちを描く作品で、米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは、批評家スコア98%(※3月1時点)の高評価を獲得。チャドウィックは、シカゴ映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞でも主演男優賞を受賞しており、どの賞レースでも大注目の作品となっている。さらに本作は、放送映画批評家協会賞でも作品賞・主演男優賞・主演女優賞・アンサンブル演技賞・脚色賞の5部門にノミネートされており、アカデミー賞でのノミネート、受賞にも俄然期待が寄せられている

Netflix映画・ドラマがゴールデングローブ賞を席巻!チャドウィック・ボーズマン遺作で主演男優賞&『クイーンズ・ギャンビット』アニャ・テイラー=ジョイが主演女優賞受賞 film210301_netflix_gg_main
Netflix映画『マ・レイニーのブラックボトム』独占配信中

『マ・レイニーのブラックボトム』予告編 – Netflix

さらに、エディ・レッドメインジョセフ・ゴードン=レヴィットら豪華競演の『シカゴ7裁判』で、監督も務めたアーロン・ソーキンが【脚本賞】を受賞。反体制に立ち上がったクセ者〈シカゴ・セブン〉の裁判が描かれており、実話に基づく人間ドラマとして話題の本作は、ノースカロライナ映画批評家協会賞でサシャ・バロン・コーエンが助演男優賞を受賞したことも記憶に新しい。Rotten Tomatoesでは批評家スコア90%オーディエンススコア91%(3月1日時点)と、こちらも高評価となっている。

『シカゴ7裁判』予告編 – Netflix

また、テレビ部門では、シーズン1の配信開始以降、世界で1億世帯以上のメンバーが再生し、シーズン4はこれまでのシーズンよりさらに多くのメンバーに視聴され、大ヒット中のオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』が【作品賞[ドラマ]】【主演男優賞[ドラマ]】【主演女優賞[ドラマ]】【助演女優賞[ドラマ]】と最多4部門で受賞した。政界実力者との確執、王室のロマンス、そして20世紀後半を彩る歴史的事件の影で葛藤する、生身の女王の姿を重厚に描いた大作ドラマで、世界的な人気を誇っている作品だけに、今後のシーズンもさらに注目されること請け合いだ。

『ザ・クラウン』シーズン4 予告編 – Netflix

さらに、全世界でチェスブームを巻き起こしているアニャ・テイラー=ジョイ主演の『クイーンズ・ギャンビット』は、【作品賞[ミニシリーズ/TV映画]】と、アニャが【主演女優賞[ミニシリーズ/TV映画]】を獲得。現在、日本でも大きな話題を集めているこの2作品は、これまで以上に高い関心を集めることになりそうだ。この中にまだ観ていない作品があったという方も多いはず。この機にぜひご自宅でNetflix作品を思い切り堪能しよう!

『クイーンズ・ギャンビット』予告編 – Netflix

映画部門:合計3作品、3部門受賞
『マ・レイニーのブラックボトム』 ★主演男優賞[ドラマ](チャドウィック・ボーズマン)
『シカゴ7裁判』 ★脚本賞(アーロン・ソーキン)
『これからの人生』 ★歌曲賞(「lo Si(Seen)」)

テレビ部門:合計2作品、6部門受賞
『ザ・クラウン』
★作品賞[ドラマ]
★主演男優賞[ドラマ](ジョシュ・オコナー)
★主演女優賞[ドラマ](エマ・コリン)
★助演女優賞(ジリアン・アンダーソン)
『クイーンズ・ギャンビット』
★作品賞[ミニシリーズ/TV映画]
★主演女優賞[ミニシリーズ/TV映画](アニャ・テイラー=ジョイ)

(※):日本におけるNetflix作品の受賞数。各国の取り扱い作品により、ノミネート数が異なる場合がございます。アメリカの受賞数は、【合計10(映画部門:4、テレビ部門:6)】。

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