来る3月9日(金)と10日(土)、水曜日のカンパネラが日光市の地域復興プロジェクトとして映画上映会を開催! その名も『名画ニッコウ座』。日光・鬼怒川といえば世界遺産や美しい自然に溢れた温泉地をイメージされる方が多いと思いますが、今回の映画上映会は日光街道/会津西街道/例幣使街道の3街道が合流する中心市街地が舞台に。実は現在、日光市には映画館がなく、今回のプロジェクトにて、とちぎ・日光の農産物やお土産が並ぶ複合施設『ニコニコ本陣』内、多目的ホールを2日間限定の映画館へと変身させます。学生時代に映画館をサードプレイス(※)として過ごしたコムアイが、”日光で見て欲しい映画”をセレクト。この町、この場所で味わう名画鑑賞はきっと自分だけの思い出・時間になるはず。
※サード・プレイスとは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などである。アメリカの社会学者、レイ・オルデンバーグはその著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』(The Great Good Place)で、市民社会、民主主義、市民参加、ある場所への特別な思いを確立するのに重要だと論じている。
今回、Qeticでは上映される映画や、『名画ニッコウ座』までの都心部からのアクセス、日光市街を楽しむことができるコムアイおすすめスポットなどをご紹介。映画上映会プラスアルファで週末旅として遊びに行こう!
コムアイが厳選した映画は?
『名画ニッコウ座』で上映される映画は全7本。その中の2本は35mmフィルムでの上映を予定しています。フィルムでの上映は減ってきているので、この機会にフィルムならではの質感や雰囲気を楽しんでもらいたいところ。また、コムアイの各映画に対するメッセージを読んで、どの映画を観るか決めてみてはいかがでしょうか?
3月9日13:00〜 細雪(35mmフィルム上映)
細雪
大阪の商家版、若草物語。京都に負けない、優美な大阪弁のやり取り。戦争なんてどこふく風。三女を演じる吉永小百合さんの真面目な可愛さに骨抜き! 谷崎潤一郎原作。
3月9日15:45〜 HOUSE(35mmフィルム上映)
HOUSE (1977) Trailer – The Criterion Collection
1977年。ジャパニーズファンタジーホラーの金字塔。色彩感覚、今見ても眩しくて、キレッキレ。公開中の大林監督が80歳で撮った新作『花筐』もおすすめです。
3月9日17:30〜 あの夏、いちばん静かな海。
映画「あの夏、いちばん静かな海。」劇場予告
キタノ監督がこんなに純粋なラブストーリーを! 18歳の真木蔵人さんが海の獣のようで、むき出しの美しさ。音楽は、久石譲さんの北野作品デビュー。
3月10日10:00〜 神々のたそがれ
15年掛けて製作された巨編!映画『神々のたそがれ』予告編
頭に焼きつく、遠い時空からの贈り物のような3時間。
3月10日13:15〜 氷の花火 山口小夜子
映画「氷の花火 山口小夜子」予告編
山口小夜子は、氷の花火だ。生き方を模索する女性の皆さんに、是非とも観て欲しいです。静かなパワーがマグマのように湧いてきます。
3月10日15:15〜 ブンミおじさんの森
映画『ブンミおじさんの森』予告編
私が世界でいちばん好きな映画です。毎度寝てしまいます。
3月10日17:30〜 映画「立候補」
映画『映画「立候補」』予告編
どうして彼らは、ほとんど勝ち目がないのに選挙に出続けられるのだろうか? マック赤坂や外山恒一、橋本徹らが登場するドキュメンタリー。これはプロレス? それとも……。
引用:『名画ニッコウ座』
東京から『名画ニッコウ座』まで
なにで行く?
電車でも車でもアクセスしやすい『名画ニッコウ座』への行き方をご紹介。上映時間に合わせて出発してくださいね。
電車で今市駅まで
『ニコニコ本陣』は市街地にある道の駅。東武日光線下今市駅とJR日光線今市駅から徒歩約5分の場所に位置しています。東京駅から「やまびこ号」に乗って約1時間29分で、日光線今市駅に到着! 鈍行なら約2時間43分で今市駅に着きますよ。また東武浅草駅から特急スペーシアで下今市駅まで約2時間。電車でぶらり旅も楽しそうです。
・やまびこ号ルート
東京駅(やまびこ号) → 宇都宮駅(日光線) → 今市駅
・鈍行ルート
東京駅(京浜東北線) → 赤羽(湘南新宿ライン) → 宇都宮(日光線) → 今市駅
・特急スペーシアルート
東武浅草駅(特急スペーシア) → 下今市駅
車で『ニコニコ本陣』まで
東京方面から車では、東北自動車道と日光宇都宮道路今市I.Cを通り、約2時間ほどで『ニコニコ本陣』に到着。車から日光の綺麗な景色が眺められるので、ドライブにもぴったりですね。
※『ニコニコ本陣』では、観覧者専用駐車場はご用意しておりません。「市緑ひろば」含む近隣市営駐車場をご利用になるか、公共交通機関をご利用のうえご来場くださいますよう、ご協力をお願いします。「道の駅日光駐車場」には駐車しないでください。
コムアイおすすめ!
『名画ニッコウ座』と合わせて楽しみたいスポット
『ニコニコ本陣』の付近には素敵なお店がたくさん並んでいますが、今回はコムアイがその中でも立ち寄ってほしいと思うスポットをご紹介。ぜひ、映画上映会と合わせて、コムアイのおすすめスポットにも足を運んでみてください。
『ニコニコ本陣』のお蕎麦やさん&スーパー
映画上映会を開催する『ニコニコ本陣』内の『そば処 蕎粋庵』は素材を生かし、心を込めて打っている手打ちおそば屋さん。またスーパーには栃木の特産品がたくさん並んでいるので、お土産を買うにもおすすめ。コムアイもよくお蕎麦屋さんで食事やスーパーで買い物をしているそう。映画を楽しんだ後にぜひ、立ち寄ってみては?
自家焙煎の珈琲が味わえる『日光珈琲』
ニコニコ本陣の真横にある『日光珈琲』はリノベーションをしており、ノスタルジックで素敵なお店。自家焙煎のスペシャリティ珈琲は日光に訪れたらぜひ、味わってほしい一杯です。上質な空間で、自分らしい時間がきっと過ごせるはず。
宿泊しませんか?
日光市まで来たからこそ、宿泊をして行きませんか? 温泉で日頃の疲れをリフレッシュしたり、のんびり散策をしたり、いつもと違う空間で特別な時間を過ごしましょう。
日光駅エリア
JR日光駅のすぐ側にある『日光ステーションホテル』や日光杉並木街道沿いにあるプライベート空間を基調とした『別邸向日葵』など、日光の中心地にあるホテルは『ニコニコ本陣』にも近いので、日光の中心街を巡りたい人におすすめ。日光東照宮にもアクセスしやすいですよ。
参照リンク:トリップアドバイザー
鬼怒川温泉エリア
鬼怒川温泉エリアは、創業130年の歴史を誇る『あさや』や星野リゾート『界 鬼怒川』など歴史ある温泉宿やホテルが多いエリア。『ニコニコ本陣』からは少し距離があるものの、自然に囲まれたこのエリアでは、非日常を満喫できるはず。
参照リンク:トリップアドバイザー
コムアイ厳選の映画はもちろんのこと、街並みや自然、食事を満喫して、日光市を楽しんでみてはいかがでしょうか。