日本のウイスキーとその周辺にある独自の文化を、形式に囚われない自由な形で世界に発信し続けることを目的とした“営業時間外”プロジェクト “NORMEL TIMES(ノーメルタイムズ)”が、短編映画『遠い人』を公開した。

短編映画『遠い人』は、休憩時間や帰り道、食事中など、肩書きや規則から解放される“営業時間外”をコンセプトに、グラス一杯のウイスキーを味わう時間で愉しめる「NORMEL TIMES」サイト内公開のショートフィルム第1弾。本作には、劇団 玉田企画を主宰し、映画『そばかす』『夏の砂の上』(*上海国際映画祭審査員グランプリ受賞作)を手掛けるなど、映画・演劇の両分野で活躍する新進気鋭の映画監督・玉田真也監督を起用。“ねじれた関係のふたりが、距離を越えて少しずつ心を通わせていく旅”をテーマに表現したという。

主演は、玉田監督作品への2作目の出演となる俳優・坂井真紀と、オーディションによって選出された台湾出身の俳優・李夢苡樺(リ・モンイファ)を招聘。李夢苡樺は、本作が日本映画初出演となる。

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物語は、李夢苡樺演じる台湾出身のルイユンが日本を訪れるところから始まる。出迎えたのは、坂井真紀扮するルイユンの恋人の母・美弥子。しかし恋人はその場にはおらず、言葉も文化も違うふたりが、思いがけず1日をともに過ごすこととなる。

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撮影は、千葉県富津市の海辺の宿や商店、食堂などで実施された。坂井真紀は、玉田監督について「(監督ならではの)リズムがあるので、毎シーン毎シーン、どこをこだわるのかというのも違うので、監督の言葉はすごく楽しみ」とコメント。作品については「人と関わり合うことは、面倒くさいときもあるかもしれないけど、愛おしいことなので、(作品を通して)誰かとともに時間を過ごす愛おしさみたいなものが届けられたらいいなと思います」と語っている。

本作は、「NORMEL TIMES」の掲げる“営業時間外”というコンセプトを表現した作品。ウイスキーを傾けながら、自分の肩書きや規則からそっと解き放たれる時間。ハイスピードで流れる日常のリズムを緩め、過呼吸気味な世の中で“ひと息つく”ような感覚をお届けするという。そんな本作は、以下のサイトにて現在公開中。ウイスキー一杯とともにぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

INFORMATION

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遠い人

公開日:12月4日(木)24:00

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