スティールパンの創世と今を、時空を超えて描くドキュメンタリー映画『スティールパンの惑星』が、9月23日(土)よりアップリンク渋谷にて公開決定!
その音色は空気をパラダイスに変える
カリブ海最南端のちっぽけな島トリニダード・トバゴで生まれたスティールパン。捨てられたドラム缶から生まれた世界でいちばん新しいアコースティック楽器です。
今作はアメリカ、フランス、日本、そしてトリニダードからスティールパンに魅せられはじめて<パノラマ>に参加するプレイヤーたちを追いかけるドキュメントドラマ。
レジェンドたちの貴重なインタビューがなぜこの楽器が生まれなければならなかったかが語られています。
著名人コメント
Rankin Taxi(Reggae-DeeJay)
最初から55ガロン缶ではなかった? つまりあのでかいドラム缶が一世を風靡し続けているのはスティールパンで勝ち上がりたい若者の無邪気な野心のおかげだったのだ、バンザイアフリカン・ブラッドだな。島国根性の裏返しだけど「オレが一番」「オレのチームが一番」「オレの町が一番」「オレの国が一番」で切磋琢磨して注意深く暴力を排除して音楽愛の花咲かせました、という教訓がこの惑星にはとても重要なテーマかと思いました。
原田芳宏(スティールパンプレイヤー/作・編曲家)
一見摩訶不思議な楽器、スティール・ドラムの誕生、この楽器がトリニダードの社会で今も持ち続ける地位、毎年開催される大会の熾烈な競争、その大会に無謀にも参加する若い日本人女性の存在等々、一部再現ドラマを含むちょっと変わり種のドキュメンタリーですが、とても興味深い作品です。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
スティールパンの生い立ちに胸が熱くなる。そしてパンの新しい広がりに心踊る。物語と記録を融合させた語り口にいつの間にか引き込まれ、トリニダードに帰ったような気分にさせてくれる。偉大な人たちの言葉に触れられて音楽もいい。パンの過去を知り今を伝える素晴らしい映画です。
EXILE ÜSA
優しくて美しい音色は頭蓋骨の隅々まで響き渡る熱いリズムへと昇華し僕らの血を踊らす。その眩いばかりの光の影には虐げられた人々の涙が隠れていた。たとえ全てを奪われたとしても彼らの魂は奪えなかった。この映画でスティールパンの歴史と今を知り僕も魂が揺さぶられた。
「空気をパラダイスに変える」音色のスティールパン。ぜひその魅力を堪能してみてください。