『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』や『ドクター・スリープ』など、原作が相次いで映画化されているベストセラー作家スティーヴン・キング。そんな彼の悲哀なる禁忌ホラー映画『ペット・セメタリー』が2020年1月17日(金)に日本で公開決定。さらに、キャスト陣が本作について語る特別映像がYouTubeにて解禁された。
キャスト陣が『ペット・セメタリー』について語る特別映像が公開
スティーヴン・キングが、自身の原体験からインスパイアされたという原作小説『ペット・セメタリー』。キング自身が舞台となった道路側に家族と住んでいたこと、当時住んでいた家の裏に本作同様に死んだペットのお墓であるペット・セメタリーがあり、自身の娘が飼っていた猫が交通事故にあったことなど、ストーリーとプライベートが重なりあまりにも私的な内容であるため、キングが1983年執筆当時、恐ろしさに出版を暫く見送った問題作だ。
つい先日、本予告編が解禁となったばかりの本作だが、今回解禁となった映像では、本作の監督を務めるキングファンでありギレルモ・デル・トロとともにホラー映画『MAMA』の続編を製作したデニス・ウィドマイヤーとケヴィン・コルシェが「最恐の映画を作るならスティーヴン・キング作品で決まりだ。原作『ペット・セマタリー』はキング史上最恐だ」と、モダンホラーの帝王と称されるキングの作品がホラー映画の中で一番であり、本作が一番恐いと断言した。
続けて、本作で大切な娘を亡くし禁忌を犯してしまう父親ルイスを演じたジェイソン・クラークは「“本当の恐怖とは何か”を教えてくれる作品だ。」と本作では恐怖の本質が描かれていることを明かした。ルイスが禁忌を犯してしまうきっかけとなる秘密を教えてしまう隣人・ジャドを演じたジョン・リスゴーも「かけがえのない人を失うこともある。もし取り戻せるとしたら?」と、ただ恐ろしいだけでなく、人間の内面から描かれる部分が人々に恐怖を与えると続ける。
特別映像内では、ジャドがルイスに「気持ちは分かるが…アレは別の生き物だ。時には死の方がいい。」と語るシーンもあり、愛する娘の死を受け入れることのできない父の悲しみによってストーリーが進んでいく本作の詳細がますます気になる内容に。
先週末よりキング原作の『ドクター・スリープ』が公開となり、SNS上では「怒涛のスティーブンキング大感謝祭が行われている!」、「ITに続きドクタースリープ、ペットセメタリーとスティーヴンキング作品が目白押しで嬉しい!」、「ドクタースリープにペットセメタリー。お祭りのようや。ホラー映画のお祭りや!」と、今年から来年にかけてキング作品が立て続けに公開されることを喜ぶホラー映画ファンたちの声が多く上がっている。そんなキング作品祭りのトリとなる本作の恐怖とは何か。想像を膨らませつつ続報を待とう。
『ペット・セメタリー』特別動画(The Horror Featurette)
RELEASE INFORMATION
ペット・セメタリー
2020年1月17日(金)より、全国ロードショー!
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、スティーヴン・シュナイダー、マーク・ヴァーラディアン
原作:スティーヴン・キング
脚本:ジェフ・ブーラー
監督:ケヴィン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー
出演:ジェイソン・クラーク、エイミー・サイメッツ、ジョン・リスゴー、ジェテ・ローレンス
配給:東和ピクチャーズ