ベルギーからやってきた笑いと感動の音楽エンタテインメント映画、『人生は狂詩曲(ラプソディ)』が7月16日(土)より公開!
今作は、ベルギーを舞台に繰り広げられる、欧州決勝大会進出を目指す吹奏楽団の姿を描いた音楽エンタテインメント。ベルギーは村に一つは吹奏楽団が存在すると言われる程の音楽大国である。しかし、そこには地位格差があり、裕福な楽団はたくさんの種類の楽器を揃えられるが、比較的貧しい地域では持てる楽器が限られてしまう。だが、そのように演奏形態はそれぞれ異なっていても、ベルギー国民は各々で音楽活動を楽しんでいる。
公開前に解禁されたのは迫力のある演奏シーン。主人公チームである、ベルギー北部フランドル地方の楽団「サン・セシリア」は建設会社をスポンサーに持つ優勝候補のリッチな楽団で、予算をかけた鮮やかなブルーの制服が印象的である。指揮者のヨゼフは緊張した面持ちだが、娘で楽団のマネージャーであるエルケや観客席の暖かな声援に背中を押されて指揮者台に向かう。そして、演奏が始まると「サン・セシリア」はチームのエースである、ウィリーの安定したトランペットを中心に貫禄の演奏を見せつけるのだった。そんなウィリーの素晴らしいパフォーマンスで無事、演奏を終えた「サン・セシリア」だったが、そんな彼らにある試練が訪れてしまう。果たして彼らはこの危機を乗り越えることができるのだろうか?……
本作ではベルギーのアーティストの楽曲が多数登場する。日本にも複数回来日しているシャンソンの巨匠、サルヴァトール・アダモが1963年にリリースした名曲“雪が降る”、他にも1960年代にリリースしたジミー・フレイのヒット曲“Zo Mooi Zo Blond”、ポール・セバースが1970年にリリースした“Geen Wonder Dat Ik Ween”などベルギーの音楽シーンを彩った多数の楽曲を劇中のキャストが華麗に歌い上げている。他にもサイレント映画時代の大スターであり、「アメリカの恋人」と呼ばれて親しまれたメアリー・ピックフォード主演の映画『ロジタ』で一躍有名になった曲“If I Should Lose You”なども使用され、往年の映画ファンのノスタルジーを掻き立ててくれるだろう。
公開は、明日7月16日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開とのこと。日本でも夏は吹奏楽演奏会が多々開催される音楽シーズン。ぜひこの夏の日本・ベルギー友好記念作品に注目して欲しい。
7/16(土)公開 『人生は狂詩曲(ラプソディ)』予告編
人生は狂詩曲(ラプソディ)
7月16日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
監督:ビンセント・バル
出演:アマリリス・アイテルリンデン、アルテュール・デュポン、ジョス・フェルビスト、トム・アウデナールテ
脚本:ピエール・デクラーク
製作:ピーター・ブーカールテ
音響:カルト・ロス
2014年/ベルギー・ルクセンブルク/カラー/フランス語・オランダ語/99分
原題:Brabanconne、英題:Belgian Rhapsody
edit by Qetic・Tamao Miura