世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン”エルトン・ジョン”の半生を映画化した話題のミュージック・エンターテイメント超大作映画『ロケットマン』が現在公開中。本作から、歌って踊るミュージカルシーンを捉えた本編映像が公開された。
エルトンとジョン・リードの関係の全盛期を華やかに映した圧巻の演出
今回公開されたのは、エルトン・ジョン(タロン・エガートン)と恋人でマネージャーのジョン・リード(リチャード・マッデン)が、「HONKY CAT/ホンキー・キャット」を歌って踊るド派手で賑やかなミュージカルシーン。エルトンは、カジュアルなジャケット姿で登場したかと思えば、アニマル柄のガウンに着替え、続いてジョンとお揃いの蝶ネクタイがポイントのお洒落なスーツ姿、分厚い毛皮のコート姿、煌びやかなステージ衣装と、目まぐるしく衣装と舞台を七変化させ、常にジョンと熱い視線を交わしながら「HONKY CAT/ホンキー・キャット」を熱唱。
本シーンは「SATURDAY NIGHT’S ALL RIGHT FOR FIGHTING/土曜の夜は僕の生きがい」の夜の遊園地で歌って踊るシーンと同じように、ヴィジュアル面が意識され、往年のミュージカルのテイストを加えたものとして撮影されているそうで、エルトンの大ブレイク時期、そしてエルトンとジョン・リードの関係の全盛期を華やかに映した圧巻の演出はもちろん、2人が奏でるデュエットの美しさにも興奮すること間違いなしのワンシーンだ。
タロン、監督からのコメントも到着
タロンは一見とても華やかな本シーンについて「この短いシーンは、当時エルトンに押し寄せていた急激な成功と高まる悪名と富を描いている」と、エルトンの暗い側面も同時に描いていることを指摘。
監督のデクスター・フレッチャーも「『雨に唄えば』は大好きな映画のひとつで、(本シーンも)ジーン・ケリーとシド・チャリシーが着想になっている」と不朽の名作からイマジネーションを得たことを明かしながら、「そうした伝統的なものを取り入れながらも、いかにして本シーンを贅沢や、やりたい放題な様子、決して魅力的とはいえない行動……、つまり金の浪費を表すシーンに仕上げるかが問題だった。この曲では祭りのような賑やかさと、浪費を見せる必要があった。賛成できる、できないに関係なく、それが当時のエルトンの現実であり、非現実的でぜいたくで横暴にすら見えるかもしれないが、この曲はその辺りのことをうまく表しているように思う。この辺りから彼は現実から乖離していくんだよ」と語っている。
エルトン・ジョンの人生を称えると同時に、その人生が経験してきた暗い側面にも目を背けていることから、すでに鑑賞済の観客からも「号泣した!」と絶賛のコメントが続々相次いでいる本作。ぜひ映画館に足を運んで、本作を味わってみて!
『ロケットマン』本編映像|『HONKY CAT/ホンキー・キャット』ミュージカルシーン
INFORMATION
ロケットマン
大ヒット公開中
監督:デクスター・フレッチャー『ボヘミアン・ラプソディ』 製作総指揮、監督(ノン・クレジット)
脚本:リー・ホール『リトル・ダンサー』
製作:マシュー・ヴォーン『キングスマン』シリーズ、エルトン・ジョン
キャスト:タロン・エガ-トン『キングスマン』シリーズ、ジェイミー・ベル『リトル・ダンサー』、ブライス・ダラス・ハワード『ジュラシック・ワールド』、リチャード・マッデン『シンデレラ』「ゲーム・オブ・スローンズ」
原題:ROCKETMAN
PG12
配給:東和ピクチャーズ
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