『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞、国内外で常に注目を集める黒沢清監督によって、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化した『散歩する侵略者』が、2017年9月9日(土)に公開されます。
数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる−という大胆なアイディアのもとに、ひとつのジャンルには収まらない、重奏的な魅力を持つ本作。
長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ほか日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、黒沢監督が新たなエンターテイメントに挑戦した本作は、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への正式出品、北米を含めて世界25ヶ国での公開も決定、文字通り世界侵略が進行しています。
日本初!AIによる映画キャッチコピーの作成!
本作のキャッチコピーは博報堂が開発したキャッチコピーAIの発想支援によるもの。映画のキャッチコピーが日本で作成されたのは初のことです。オリジナルのアルゴリズムに映画『散歩する侵略者』のセリフを全てインプットし、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、本作を表現するキャッチコピーが作成されました。
完成したAIによるキャッチコピー:「侵略者でも愛したい。」
完成したキャッチコピー、開発プロセスは『散歩する侵略者』公式ホームページでご覧頂けます。
『散歩する侵略者』
9月9日(土)全国ロードショー
監督:黒沢 清
原作:前川知大『散歩する侵略者』
脚本:田中幸子 黒沢 清
音楽:林 祐介
出演:長澤まさみ 松田龍平 高杉真宙 恒松祐里 長谷川博己 ほか
製作:『散歩する侵略者』製作委員会 配給:松竹/日活
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか……? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?
edit by 右近美紗紀