アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと、映画のみならず舞台においても国際的に活躍を続ける渡辺謙が初共演を果たした、ガス・ヴァン・サント監督最新作、『The Sea of Trees』(原題)が、2016年に日本公開することが決定した。本作は、本年度<カンヌ国際映画祭>のコンペティション部門での正式上映が決定しており、公式上映日は5月16日(現地)となっている。     

ハリウッド業界内で製作前の脚本の人気投票が行われる「Blacklist」。過去には『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『アルゴ』等、<アカデミー賞作品賞>に輝く作品が並んでいた。本作は2013年度のこの「Blacklist」に選出されていた脚本の映画化。監督は、<アカデミー監督賞>にノミネートされた『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』、『ミルク』で知られるガス・ヴァン・サント。主演は同じく『ダラス・バイヤーズ・クラブ』で<アカデミー賞主演男優賞>を受賞したマシュー・マコノヒー。そして『ラスト・サムライ』で<助演男優賞>にノミネートされ、現在NYブロードウェイで上演中の『王様と私』では<トニー賞主演男優賞>にノミネートされている渡辺謙が初共演を果たしている。

富士の樹海を舞台にしたハリウッド注目の映画『The Sea of Trees』に期待しよう。

『The Sea of Trees』(原題)

2016年 全国ロードショー
監督:ガス・ヴァン・サント『ミルク』『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』
製作:ギル・ネッター『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
主演:マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズ・クラブ』『インターステラ―』 、渡辺謙『インセプション』『硫黄島からの手紙』、ナオミ・ワッツ『ダイアナ』
提供:パルコ ハピネット
配給:東宝東和株式会社
PHOTO:Jake Giles Netter 

STORY:
人生に失望し、自分の命を絶つ為、自殺の名所として有名な富士の樹海にやってきたアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)。森林の奥地までたどり着くものの、同じ目的でその場所を訪れていた日本人男性タクミ(渡辺謙)に出会う。その彼は、一時自殺を決意したが、その気持ちを変え妻子の元へ戻ろうとしており、樹海から抜け出すために助けを求めてきた。怪我を負っているタクミを放っておくことも出来ず、自殺を遮られたことでアーサー自身も死ぬことを決意するまでの出来事を考え直すようになる。アーサーとタクミは互いの事を打ち明けつつ、極寒の森を脱出するための、サバイバルな旅が始まり、人生を見つめ直すようになる。