国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営するMotionGalleryが主体となり運営するシモキターエキマエーシネマ「K2」は、9月9日 (金)より関根光才監督の8作品を一挙上映する特集を開催する。
関根光才の作品8本をリバイバル上映
関根光才は映像作家/映画監督として、クロスカルチュラルなストリーテリングと思索的なビジュアルスタイルで長編映画や短編映画、CM、ミュージックビデオ、アートインスタレーション作品など、多岐に渡るジャンルの作品を監督・制作してきた。2005年に短編映画『RIGHT PLACE』を発表し、ニューヨーク短編映画祭の最優秀外国映画賞を受賞。2018年に初めて長編劇場映画の監督・脚本を担った『生きてるだけで、愛。』では、過眠症の女性が経験する葛藤を描き、新人映画監督に贈られる新藤兼人賞・銀賞、フランス・キノタヨ映画祭の審査員賞などを受賞。同年、大阪万博から始まり現代社会の構造問題を問う長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔』を公開した。
また、国連UNHCR協会との共同制作など、社会活動にも精力的に取り組んでおり、2013年に社会的アート制作集団「NOddIN」として原発事故をテーマにした自主制作の発表展示の活動費をMOTION GALLERYのクラウドファンディングで募った。今年6月には「VOICE PROJECT」の発起人として、多くの俳優やミュージシャン、文化人と投票を呼びかけるための映像を制作をし、各種メディアで取り上げられた。
本特集では、K2にて初ロードショーとなる毎熊克哉主演の新作『ZENON』、ミュージシャン・HIMIとのコラボレーション短編映画『彼女が夢から覚めるまで』、バンコクを撮影地として制作された短編映画『Nighthawks In Bangkok』の3本をセットで上映。さまざまな関根監督のショートムービーを一度に楽しめる機会になります。また、特集作品の鑑賞ごとにスタンプを集めると『太陽の塔』ステッカーを先着でプレゼントするスタンプラリー企画も実施されるので、併せてお楽しみいただきたい。
下北沢に新たに生まれた映画館K2。錚々たる監督のみなさんに続き、まさか自分の特集上映を… 本当にありがたく奇跡的なことだなと思っています。
ますます混沌としていく 世界の中で、映画で、映像で対話できることのありがたみを心に深く感じながら、みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
関根光才
映画『太陽の塔』予告編(120秒)
INFORMATION
関根光才監督特集
2022.09.09〜
下北沢・K2
上映作品:ZENON/彼女が夢から覚めるまで/Nighthawks in Bangkok/仕立て屋のサーカス Cut the Fish/太陽の塔/生きてるだけで、愛。/BUNGO ささやかな欲望「鮨」/Re:Incarnation