2013年夏の参議院議員選挙に立候補したミュージシャン、三宅洋平

彼の選挙活動に密着し、今まで明らかにされなかった素顔、そして選挙の裏側を映し出した渾身の一作『選挙フェス!』が完成した。7月4日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開となる。

本作は、「政治」経験ゼロの新人候補、三宅洋平が、落選候補者最多となる17万6,970の個人票を集めるまでを追っている。演説と音楽を融合させた、ミュージシャンならではの特異な選挙活動を自ら「選挙フェス」と称し、全国各地で“ツアー”を開催。その17日間26か 所に密着することで、選挙フェスの裏側や三宅洋平の素顔を捉えた。彼が群衆に訴えかけたコール&レスポンス、そして政治参加へのアプローチ、その裏側に未経験の選挙に苦悩し、怒り、歓ぶ姿があった。彼の賢さ、弱さ、多くの人を惹きつけた三宅洋平の人間味を垣間見ることができる作品だ。

三宅洋平、参院選’13 立候補に迫るドキュメンタリー『選挙フェス!』公開決定! film150309_senkyofes_1

監督・撮影・編集の全てを手掛けたのは、ニューヨークで映画製作を学び『ハーブ&ドロシー』の制作・配給にも参加している杉岡太樹。その後『沈黙しない春』で監督・撮影を手掛け、長編デビューを果たしている注目の新鋭監督だ。劇場公開に向けて、クラウドファンディングもスタートさせた。

「政治」の舞台で圧倒的人数を祭りに巻き込んだミュージシャン、三宅洋平の熱い姿を目に焼き付けろ!

(edit by Qetic・Takayuki Minamizaki)

選挙フェス!

7月4日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開!
監督・撮影・編集:杉岡太樹
配給:杉岡太樹
配給協力:Playtime
2014/日本/114分/HD/カラー
(c)2015 mirrorball works

STORY:
2013年7月の参議院議員選挙、突如姿を現したミュージシャン・三宅洋平34歳。ヒゲ面・Tシャツ・短パン・島草履・・・地盤もなければ金もない。公示当初は泡沫候補と揶揄されたこの男が、音楽と演説を融合させた“街頭ライブ型選挙演説”を「選挙フェス」と名付けて17日間で26ヶ所を巡った。この前代未聞の選挙スタイルは「祭り」のような熱気を帯び、大きなうねりを起こし、結果的に落選候補者最多となる17万6,970票の個人票を獲得することとなる。政治という異世界に飛び込んでまで彼が訴えたかったことは何なのか。若者はいま何を求めているのか。三宅洋平とは、何者だ?