マーベル・スタジオが贈り出す最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』がついに明日9月3日(金)、そのベールを脱ぐ! 本作の予告編が解禁され、多くのファンが注目をしたのが、あるキャラクターの大きな背中だった――。それが、『ドクター・ストレンジ』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも登場していたキャラクター・ウォンだ。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に登場するウォンに注目!
予告編に登場したのは、後ろ姿のみだが、その衣装やスキンヘッドというシルエットなどで、解禁直後から「あれは、ウォンか……!?」「ウォン!!!!」と、ざわつくファンも。その後、プロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも正式にウォンの登場を認め、本作のプレミアイベントのレッドカーペットにもウォン役ベネディクト・ウォンが姿を見せるなど、本作に出演しているということが確定。新たな登場人物が大半を占める本作の中で、数少ないなじみあるキャラクター、ウォンの活躍を期待しているファンも多い。
ウォンが初登場したのは、『ドクター・ストレンジ』(16)。魔術の修行場であるカマー・タージの書庫番である彼は、蔵書である古今東西の魔法書の管理・守護をする役目についていた魔術師だ。見習いになったばかりのストレンジに、勉強に良い本を進めるなど、一人前の魔術師になる道しるべを作ったキャラクターのひとりともいえる。登場したころは、堅物で不愛想だったウォンだったが、ストレンジから“ビヨンセも知らないのか!?”とからかわれると……その次のシーンではしっかり“ビヨンセ”の曲を聴いていたり、物語の終盤まさかのタイミングで大笑いしたりするなど、その憎めないキャラクターの片鱗も見え始めていた。
その後、ストレンジが持つタイム・ストーン、そしてサンクタム(別次元からの侵略から地球を守るための聖域)を守るため、働いていたウォン。再び登場したのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』だ。そこでは、ストレンジがもつタイム・ストーンを奪うため、ニューヨークに降り立った最凶最悪の敵サノスの部下ブラック・オーダーと急遽戦うはめに。だが、苦戦を強いられている戦いの中でも、ウォンのファインプレーは光る! 今にもとどめを刺されそうになっているアイアンマンこと、トニー・スタークを巨体のブラック・ドワーフから守ったのだ。物語の中でも実はウォンが重要な役割を果たしていたことがわかる。
その後、サンクタムを守る仕事に戻ると言ってそそくさと姿を消してしまったウォンーー。その後、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも、魔術師たちを引き連れ戦いに駆けつける姿が映っていたり、最近公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編の中でも確かな存在感を発揮している。
そして、再びウォンが登場するのが、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』だ。登場シーンが少ない中でも、確かな存在感と重要なキーパーソンとしてこれまでも登場してきたウォン。予告編では、闘技場のようなステージで、ハルクをほうふつとさせる巨大な体を持つアボミネーションに一発くらわされている姿が確認できる。本作でもコミカルなシーンで私たちを笑わせてくれるのか、はたまた、重要な役割を担っているのだろうか。そして、本作で新たに登場する新時代のヒーロー、シャン・チーとどのようにかかわっていくのか、という点にもぜひ注目してほしい!
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」予告【最強ゆえに戦う事を禁じた、新ヒーロー誕生編】
INFORMATION
シャン・チー/テン・リングスの伝説
9月3日(金)全国公開
原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
全米公開:2021年9月3日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『ショート・ターム』、『黒い司法 0%からの奇跡』他)
©Marvel Studios 2021