昨年12月に公開された「スター・ウォーズ」シリーズ最新作にして、最後のスカイウォーカー・サーガ『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。本作はオリジナル・トリロジーやプリクエル・トリロジーのキャラクターが多数登場していることでも話題となったが、中でもファンの間でも驚かれたキャラクターの登場について、役柄を演じた本人が言及し、注目を集めている。
※以下の内容には、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれているので、十分に注意して読んでいただきたい。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇 世界同時解禁
そのキャラクターというのは、本作でも活躍したキャラクター、カイロ・レンことベン・ソロの父親であり、『フォースの覚醒』でそのベンに殺されてしまったハン・ソロだ。ハン・ソロ役を演じたのはもちろんハリソン・フォード。フォースを使えないはずの彼がゴーストとして蘇った瞬間はきっとファンにとっても驚きの瞬間だったはずだ。
フォードはインタビューで、この蘇りについて問われると「J.J.(エイブラムス)が頼んできたとき、僕はこういったんだよ。“冗談だろ? 僕は死んでるんだぜ!”ってね。そのとき彼はまだ脚本に手をつけてなかったんだよ」と、自身も驚いたことを振り返っている。
一方で「でも彼は“素晴らしいものになるはずなんだ”って言ってきたから、僕はOKって言ったんだよ。君もJ.J.に何かを頼まれるとしたら、きっと引き受けてしまうよ。彼はとても口のうまいやつなんだ」とJ.J.エイブラムス監督の熱意に押された形で引き受けたそう。
『スカイウォーカーの夜明け』での自身の役所について、フォードは「ストーリー上にとても有意義な追加部分だったし、アダム・ドライバーのキャラクターにも続いていく展開だったよ」と話し、その重要性に満足している様子だ。
フォードとドライバーの演じる親子関係に惹きつけられたファンも多いはず。あのシーンがなければ作品に満足いかなかったという方も少なからずいるのではないだろうか? このシーンが実現したのも、ひとえに快諾したフォードの男気とエイブラムス監督の本作への情熱があったからだろう。ふたりの映画愛に思わず胸も熱くなる!