「スター・ウォーズ」シークエル・トリロジーの最後の作品として昨年末に公開を迎え、世界中のファンを熱狂させた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。そのストーリー展開に賛否はありながらも、10億ドルを超えるヒットを記録し、昨年公開された映画の中でも注目度の高い作品として評価された。そんな中、このシークエル・トリロジーの製作に関わることがなかった「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカスに、本トリロジーに関する自身の構想があったことを語り、話題となっている。
「スター・ウォーズ」シリーズ監督ジョージ・ルーカスにはシークエル・トリロジーのヴィランに関する構想があった!?
情報によると、先日イギリスで刊行された「スター・ウォーズ」プリクエル・トリロジー(エピソード1、2、3)に関する秘密を綴ったPaul Duncan氏の著書『The Star Wars Archives. 1999-2005』の中で、ルーカス監督にシークエル・トリロジーのヴィランについて、自身の構想があったことが明かされているそう。ルーカス監督はシークエル・トリロジーのヴィランとして、なんとプリクエル・トリロジーの『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にも登場したダース・モールを再度起用するつもりでいたようだ。さらに、アメコミとして刊行された『Star Wars: Legacy』にて登場したシス・レディ、ダース・タロンを従えて主人公の前に立ちはだかる、という設定だったことも判明している。
一方で、ディズニー製作の「スター・ウォーズ」シークエル・トリロジーでも活躍したルーク・スカイウォーカーやレイア姫の設定も構想にあったようで、ルークはシスの暗黒卿によるジェダイ抹殺命令「オーダー66」を生き残ったジェダイたちを集めて、再度ジェダイ・オーダーを結成する予定だったのだとか。さらにはレイア姫はジェダイの伝説で予言されていたフォースにバランスをもたらす存在“選ばれし者(Chosen One)”として、新生の共和国を立て直し、指導者となることも決まっていたそう。
George Lucas' plan for the sequel trilogy included: Darth Maul and Darth Talon as the villains; Luke rebuilding the Jedi Order from survivors of Order 66; Leia forming the New Republic, becoming the Chosen One. More in The Star Wars Archives Ep I-III: https://t.co/M907YGZsjm. pic.twitter.com/I6JsapV6Oq
— Paul Duncan (@kershed) November 10, 2020
ディズニー製作のシークエル・トリロジーとは似ても似つかない展開だけに、この話を知って驚きのファンも多いことだろう。もしこのストーリーが実現していたとしたら、きっと多くのファンが興奮の渦に巻き込まれていたはず。ルーカスフィルムの現社長であるキャスリーン・ケネディは、今後シークエル・トリロジーに続く「スター・ウォーズ」シリーズが製作される可能性があることも公の場で語っている。もしかすると今後ダース・モールがヴィランとして返り咲く日が来る可能性も……? 「スター・ウォーズ」シリーズには今後も注目だ!