昨年末の公開から大ヒットを記録している「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。本作にはこれまでのシリーズ集大成とも言えるほど、過去作からたくさんのキャラクターが登場していることも話題となったが、そんな中でも最も重要な隠されたオマージュシーンのひとつが明らかになった

※以下の内容には、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれているので、十分に注意して読んでいただきたい。

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」スター・ウォーズ 大いなる遺産

そのオマージュとは、本作におけるヴィランである暗黒卿、ダース・シディアスデイジー・リドリー演じる主人公レイ、そしてアダム・ドライバー演じるベン・ソロが闘う場面での出来事。

レイとベン・ソロからフォースの力を奪い取り、復活したダース・シディアス卿が空に向かって雷を放つシーンで、上空に浮かぶスペースシップの艦隊とともにスター・フィールドが映し出されるのだが、そのスター・フィールドが、実はシリーズ最初の作品『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望でも使用されたスター・フィールドと全く同じ構成だったことが判明したのだ。

インタビューに応えた『スカイウォーカーの夜明け』のビジュアルエフェクトチームのリーダー、Patrick Tubachは「きっとみなさんが気づいていない小さなある情報があるんですが、巨大な雷撃が空へ向かって上り、上空に突き刺さり、彼女(レイ)がジェダイの声を聞く場面で、みなさんが見ていたスター・フィールドは『エピソード4』のスター・フィールドと全く同じ構成だったんです」と語っている。

また「あのシーンはJ.J.(エイブラムス)にとってものすごく重要なシーンでした。彼はあのシーンを「スター・ウォーズ」の本当の始まりを振り返る瞬間にしたがっていました。だから私はあのシーンをもう一度使うことにしたんです。(『エピソード4』の)あの星たちやスター・フィールドを見るのと全く同じように見えるように」と監督であるJ.J.エイブラムスの並々ならぬこだわりがあったことも明かしている。

よく注視しないと気づかないほどの細かなこのこだわりにきっと驚いているスター・ウォーズファンも多いことだろう。きっと『スカイウォーカーの夜明け』には、まだまだ隠されたオマージュシーンがあるはず。そんなところにも注目しながら映画を見返してみるのも面白そうだ!

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』には過去のシリーズへの重大なオマージュシーンがあった! film200124_starwars_4_main
Photo via @starwarsmovies(Facebook)