今週ついに日本でも上映終了を迎える「スター・ウォーズ」シリーズ最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。世界中のファンが熱狂する本作の小説版が先日シカゴで開催されたコミコン<C2E2>で先行販売されたが、その中でデイジー・リドリー演じるレイとアダム・ドライバー演じるベン・ソロのラストシーンに関する新たな事実が記されていることが明らかになった。
『スカイウォーカーの夜明け』レイとベン・ソロのキスの理由とは?
今回明らかになった新事実は映画でも描かれていたレイとベン・ソロのキスシーンについて。あのシーンを見た方の中でも、いつの間にふたりがそんなプラトニックな関係になったのか、と疑問に思った方も少なくないだろう。小説版では、このふたりのキスが何を意味しているのかが記されている。
小説版のふたりのキスシーンの一節には「レイが彼(ベン・ソロ)の顔に手を伸ばし、彼の頬に指をなぞらせるにつれ、彼の心は満たされていった。すると、信じられないことに、身体を寄せ、彼にキスをしたのだ。謝意と、彼らのつながりに向けた感謝のしるしとして、そしてようやくお互いが見つけた祝福が込められたキスだ」と書かれている。つまり、ふたりは恋愛関係にあったわけではなく、最期にお互いを認め合い、“祝福”しあっただけだというのだ。
シリーズのファンの間で賛否が分かれるシーンだっただけに、今回の漠然とした説明に納得できる方はそう多くないだろう。むしろ賛成派の方も困惑してしまいかねない内容とも言えるのではないだろうか。作品内に収められなかった事実を別の形で語ってくれることは、どうやら喜ばしいことばかりではないようだ。