5月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開されるモスクワ国際映画祭において「国際映画批評家連盟賞」と「ロシア映画批評家連盟特別表彰」ダブル受賞の快挙を果たした『四月の永い夢』。
『四月の永い夢』鑑賞した太賀、池松壮亮コメントが到着!
中川龍太郎監督の前作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』に主演した太賀は「本当の気持ちが伝わるように、素直な言葉だけを並べて書いた手紙の追伸のようでした。大切なものを失えど、大切だという事実を抱きしめながら映画を作る人なんだと思います。新しい季節とこの映画は、よく似合います」とコメント。
さらに自身がディレクターを務める「さぬき映画祭」で本作を上映した本広克行監督は「映画館の大きなスクリーンで浴びるように観るべき映画だと思う。劇場と観客の醸し出す空気に身を浸し、外界では味わうことの出来ない贅沢な時間を過ごせる、そんな風に感じられる映画です」と絶賛!
そのほか、中川監督の過去作『愛の小さな歴史』に出演した俳優の池松壮亮、光石研などからも、絶賛の声が集まっている。
太賀(俳優)
本当の気持ちが伝わるように、素直な言葉だけを並べて書いた手紙の追伸のようでした。
大切なものを失えど、大切だという事実を抱きしめながら映画を作る人なんだと思います。
新しい季節とこの映画は、よく似合います。
池松壮亮(俳優)
中川龍太郎の映画には
今時珍しく詩がある、行間がある、情緒がある。
終わりゆく平成も捨てたもんじゃない。
光石研(俳優)
若い監督が若いスタッフ、若いキャストと迷い彷徨う映画に嫉妬する。
さぞかし楽しかっただろう!羨ましい!
そして、主演の朝倉あきさんの初々しさは、事件だ!羨ましい!
本広克行(映画監督)
映画館の大きなスクリーンで浴びるように観るべき映画だと思う。
劇場と観客の醸し出す空気に身を浸し、外界では味わうことの出来ない贅沢な時間を過ごせる、そんな風に感じられる映画です。
切通理作(批評家)
流れる時間に任せて映画を体験するのもいいだろう。
だが、その監督が「どうしてもやりたかった」シーンに突入する瞬間の、
シーンと静まり返ったような研ぎ澄まされた感覚はどうだ。
その時、世界はすべてが塗り替えられる。
石川光久(株式会社プロダクション・アイジー)
悩みに答えは無いと分かっているけれど、
映画監督の仕事も人の人生も足し算でなく、引き算だと教えてくれました!
矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
『四月の永い夢』は、心に安心と温かみをもたらしてくれる。
死者と我々の関係は穏やかなものであっていいと諭してくれるのだ。中川龍太郎監督は感情を静かに震わせる術を心得ており、その世界にヒロインが見事にマッチした。春に見るのにこれほどふさわしい作品はない。
四月の永い夢
5月12日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
キャスト
朝倉あき 三浦貴大 川崎ゆり子 高橋由美子 青柳文子 森次晃嗣/志賀廣太郎 高橋惠子
スタッフ
監督・脚本:中川龍太郎『走れ、絶望に追いつかれない速さで』
製作総指揮:石川俊一郎/木ノ内輝
チーフプロデューサー:和田丈嗣
プロデューサー:藤村駿
撮影監督:平野礼
照明:稲葉俊充
編集:丹羽真結子
録音:伊豆田廉明
メイク・衣装:タカダヒカル
ラインプロデューサー:佐藤宏
音楽:加藤久貴
挿入歌
赤い靴『書を持ち僕は旅に出る』
©WIT STUDIO/Tokyo New Cinema
2017/日本/カラー/93分/HD 16:9 /5.1ch デジタル
製作:WIT STUDIO
制作:Tokyo New Cinema
配給:ギャガ・プラス
ストーリー
亡き恋人から届いた手紙――止まったままの私の「時」が動き出す
3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。元教え子との遭遇、染物工場で働く青年からの思いがけない告白。そして心の奥の小さな秘密。――喪失感から緩やかに解放されていく初海の日々が紡がれる。