世界的大ヒットを収めた『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再び集結し、青春映画と音楽ムービーの魅力がマックスに凝縮された洋楽ヒットソング満載の映画『ティーンスピリット』が2020年1月10日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほかより全国ロードショーとなる。
本作はイギリスの田舎町で暮らす、歌うことが好きな内気な主人公・ヴァイオレットが、国際的に有名な人気オーディション番組『ティーンスピリット』に挑戦し、歌手になるという夢を掴もうと励むストーリーに。夢にときめくヴァイオレットを演じるのは『マレフィセント2』、『ガルヴェストン』などにも出演しているエル・ファニングだ。今映画界には彼女をはじめ、ファンならずとも注目しておくべき人気、実力を兼ね備えた次世代スター俳優/女優たちがたくさん。今回はその一部をご紹介!
多彩な才能を持つ女優、エル・ファニング
最初に紹介するのは、2歳の時に『アイ・アム・サム』(01)で姉のダコタ・ファニングの演じた役の幼少期を演じ、女優としてのキャリアをスタートさせたエル・ファニング。年不相応の卓越した演技力を持ち、若くしてソフィア・コッポラやJ・J・エイブラムス、ニコラス・ウィンディング・レフン、マイク・ミルズといった名だたる監督の作品に出演してきた彼女の出演作は、アート系から、オーロラ姫を演じた『マレフィセント』シリーズといった大作まで幅広いさらに、今年の第72回カンヌ国際映画祭では史上最年少で審査員に選出され、エルは今、映画ファン、業界人が最も信頼している映画人だといっても過言ではない。
また、ラグジュアリーブランド「ミュウミュウ」のミューズを務めるなどファッションアイコンとしても名高い彼女だが、冒頭でも紹介した来年1月10日(金)公開の映画『ティーンスピリット』では、“歌”という新たな才能を開花させている。
世界中の女性が虜になる俳優、ティモシー・シャラメ
次に紹介するスターは、日本でもヒットを収めた『君の名前で僕を呼んで』(18)以来、世界中の女性が彼のとりこになってしまった人物といえばティモシー・シャラメ。端正な顔立ちに、『君の名前で僕を呼んで』のエリオ役でみせた繊細な演技が絶賛され、第90回アカデミー主演男優賞にノミネートされた実力の持ち主。今年はドラッグ依存症に苦しむ青年を演じた『ビューティフル・ボーイ』(18)のほか、『君の名前で僕を呼んで』以前の彼の出演作が日本でも多数公開され、注目度の高さを物語っている。
そんな世界中の女性が恋するティモシー・シャラメの最新作は、現在配信中となっているNetflixオリジナル映画『キング』。ウィリアム・シェイクスピアの「ヘンリー四世」2部作や「ヘンリー五世」にインスパイアされている本作の中で、彼が演じるのは、ヘンリー5世として成長していく王子ハル。英国王である父の死後に王位を継承し、国王として成長していくまでの物語に注目が集まること間違いなし。
25歳で3度のオスカーノミネートを果たしたホープ、シアーシャ・ローナン
最後に紹介するのは、ジョー・ライト監督の『つぐない』(07)で、わずか13歳という若さで第80回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナン。その後もアイルランドからニューヨークにやってきた移民の少女の揺れ動く心を描いたドラマ『ブルックリン』(15)や、女優のグレタ・ガーウィグの初監督作品であり、自身の半生を盛り込んだ青春映画『レディ・バード』(18)でもアカデミー賞主演女優賞にノミネート。良質で、どこか文学色の強い作品が似合う若手女優のホープともいえる彼女の活躍は、近年一層輝きを増すばかりだ。
そんなシアーシャの最新作は、作家ルイザ・メイ・オルコットによる不朽の名作「若草物語」を映画化した『リトル・ウィメン(原題)/LITTLE WOMEN』。日本での公開はまだ未定だが、『レディ・バード』のグレタ・カーヴィグ監督とシアーシャの再タッグ、彼女の姉・メグ役をエマ・ワトソンが演じる他、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメといった豪華共演俳優に、映画ファンからは早くも注目が集まっている。
今回紹介したエル・ファニングが自ら、出演を熱望したという青春音楽映画『ティーンスピリット』はヴァイオレットの才能を信じ、夢の手助けをする中年オペラ歌手との絆が描かれている。オーディションの進行とともに、ヴァイオレットの心の成長に寄り添う歌詞が込められた選曲。そして何より、圧巻のライヴ・パフォーマンス。そんな青春映画+音楽ムービーの魅力がマックスに凝縮された『ティーンスピリット』をぜひ劇場にて体感して頂きたい。
映画『ティーンスピリット』(1/10公開)予告
INFORMATION
ティーンスピリット
2019.01.10(金)
監督/脚本:マックス・ミンゲラ
製作:ジェイミー・ベル、フレッド・バーガー(『ラ・ラ・ランド』)
キャスト:エル・ファニング、レベッカ・ホール ほか
音楽プロデューサー:マリウス・デ・ヴリーズ(『ラ・ラ・ランド』)
音楽監修:スティーヴン・キジッキ(『ラ・ラ・ランド』)
配給・宣伝:KADOKAWA
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