『ディア・ハンター』で米国アカデミー賞を受賞したマイケル・チミノ監督の作品『天国の門』のデジタル修復完全版が10月5日(土)東京 シネマート新宿、10月26日(土)大阪 シネマート心斎橋ほか全国で順次公開される。

1980年に公開された『天国の門』は、19世紀末のワイオミングを舞台に、ロシア・東欧系移民の悲劇を描いた作品。アメリカの牧場主たちがロシアや東欧系の移民たちを粛清するという挑発的な内容や、一般公開にあたって上映時間を150分間に短縮して一般公開されたものの興行は大惨敗してしまい、その赤字によって老舗の映画製作会社を倒産に追い込んでしまったといういわくつきの作品だ。

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今回公開されるデジタル修復完全版は、フィルム素材の大部分廃棄してしまっていたおかげで、難航をきわめたという修復作業を経て完成したもの。映像、音声の修復の監修はチミノ監督自身が担当しており、上映時間は216分となる。壮大なアメリカの風景や動物たちなどがリアリティー溢れる映像美で映し出されている映像を、ぜひ大スクリーンで堪能してほしい。

映画『天国の門』デジタル修復完全版

ストーリー
1870年、ハーヴァード大の卒業式で、ジム(クリス・クリストファーソン)とビル(ジョン・ハート)が、大勢の学生に混じって総長の祝辞を聞く。20年後、ワイオミングには東欧からの移住者が多数流入し、アングロ・サクソン系とのトラブルが頻発していた。ジョンソン郡の家畜業者協会の評議会で指導者カントンは牛泥棒を働く移民の「粛清」議案を提出。その地に保安官としてやって来たジムは、評議会に出席していた今は酒浸りのビルから粛清計画の話を聞き、阻止しようと移民の集まる酒場の主人ジョン(ジェフ・ブリッジス)に相談する。ジムは娼館の女主人エラ(イザベル・ユペール)に想いを寄せているが、牧場主に雇われた殺し屋ネイト(クリストファー・ウォーケン)も彼女を愛しており、エラは二人の間で揺れ動く。一方、移民を粛清するため郡に雇われた傭兵たちが、彼らのもとへと向かってくる……。

10月5日(土)シネマート新宿、10月26日(土)シネマート心斎橋より全国順次公開!

監督・脚本:マイケル・チミノ/出演:クリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン、ジョン・ハート、イザベル・ユペール、ジェフ・ブリッジス/音楽:デイヴィッド・マンスフィールド/撮影:ヴィルモス・ジグモンド
原題 Heaven’s Gate /1980-2012年/アメリカ/英語/216分/配給:boid
HEAVEN’S GATE © 2013 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

★公開初日プレゼント
シネマート新宿、シネマート心斎橋、公開初日にお越しの方、先着で『天国の門 デジタル修復完全版』公開記念特製エコバックをプレゼント! 各劇場の初日は下記になります

シネマート新宿:10月5日(土)
シネマート心斎橋:10月26日(土)

*いち早くこの上映を観に来てくれた方の記念品になりますので、ぜひこの機会にもらって自慢してください。
*無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

★10月5日(土)オールナイト上映決定
シネマート新宿が10月5日(土)の上映初日に『天国の門 デジタル修復完全版』のオールナイト上映を開催する! さらに公開を記念として『ディア・ハンター』の同時上映も行われる。