映画「スパイダーマン」シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「アベンジャーズ」シリーズで、師弟関係を築き上げたトム・ホランド演じるスパイダーマンことピータ・パーカーとロバート・ダウニーJr.演じるアイアンマンことトニー・スターク。どうやらこのふたりは映画の世界を離れた私生活でも良き関係を維持しているようだ。
トム・ホランド「ロバート・ダウニーJr.は僕を抱きしめてくれた」
先日アメリカ・ソルトレイクシティで開催されたコミコン<FanX>に出席したトム・ホランドは、自身が初めてスパイダーマンを演じた作品『スパイダーマン:ホームカミング』の撮影時の頃を回想しながら、ロバート・ダウニーJr.との思い出を語った。「RDJ(ロバート・ダウニーJr.)の素晴らしいところは、間違いなく地球で1番有名な俳優だってこと。最も偉大な映画スターでしょ? なのに、彼はいつも早く(撮影現場に)来るし、撮影クルー全員の名前を覚えてるし、セリフを全部覚えてる。彼はプロフェッショナルだし、優しいし、すごく気を遣ってくれる」とダウニーJr.をべた褒めしている。
またホランドが撮影中に病気になったときのエピソードも披露。「ある日僕はセットで風邪を引いてて、僕は彼(ダウニーJr.)のことも知らなかったんだ。彼は“僕のトレーラーにおいでよ。良い気分にさせてあげよう”って言ってくれた。僕の面倒を見てくれて、少しの間抱きしめてもくれたんだ」とダウニーJr.の親切さを明かしている。
「MCUに入るのは気が遠くなるようなこと」と語るホランドは、そんな中で「時には誰かにアドバイスを聞く必要もないんだ。ただ一歩後ろに下がって、尊敬する人たちの姿を見ていればいい」とダウニーJr.との作品への取り組みから学んだ教訓についても話している。「彼(ダウニーJr.)や(クリス・)エヴァンス、スカーレット(・ヨハンソン)から学んだのは、自分がトップにいるからって嫌なやつになっちゃダメだってことだよ」と、ダウニーJr.だけでなく、MCUの出演陣からもたくさんの学びがあったことを語っている。
「スパイダーマン」シリーズがMCUから離脱することが発表され、彼らの共演がMCUではもう見れないと考えるとさみしい限りだが、MCU以外の作品での共演ならきっと観られる日が来るはず。きっと良好な関係を築き上げている彼らなら、MCUの作品以上に素晴らしい作品を届けてくれるだろう。