マーベル・スタジオ『ワンダヴィジョン』を一気見しよう！絶対に見逃したくない5つの理由

マーベル・スタジオが贈る初のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』の最終話が先週配信となり、怒涛の展開を描いてきた本作がついに結末を迎えた。『アベンジャーズ／エンドゲーム』後の世界が初めて描かれた本作は、最終話をむかえてなお世界中で熱い考察が繰り返されており、今後のMCUにも大きな影響を与えるはずだ。『キャプテン・マーベル』続編やワンダが登場することが発表されている『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス（原題）』が気になる人には、ぜひとも一気見してほしい内容となっている。そこで、これから本作を見るファンに向けて、注目すべき5つのポイントをご紹介！

あえてシットコムで1950年代から描かれる世界観

第1話ではワンダとヴィジョンの新婚生活がシットコム（シチュエーション・コメディ）形式で突如スタートする。マーベル作品とは思えない新しい世界観は、配信スタート時に多くの人を混乱させた。第1話の舞台は「アイ・ラブ・ルーシー」などが人気となった1950年代。さらに第2話は「奥さまは魔女」が人気となった1960年代、と話数が進むほど時代が変わっていく演出となっている。なぜあえてシットコムで描かれているのか、そしてなぜ1950年代からスタートしているのか。なぜストーリーがふたりの新婚生活から描かれているのか……。当時MCUの世界では何が起きていたのか、という点も注目したいところ。

これまでのストーリーと“繋がらない”ワンダの新たな世界

本作は衝撃的な終わりを迎えた『アベンジャーズ／エンドゲーム』の後の世界が初めて描かれた作品。だが、第1話ではワンダは『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』でマインドストーンを失い死んだはずのヴィジョンと新婚生活を送ることになる。新居に暮らし、仕事に向かうヴィジョンや家事に励み隣人のアグネスと楽しく会話するワンダなど、絵にかいたような幸せな夫婦生活を送るふたり。いままでのMCU作品でみせてきた姿からは想像できないような、表情豊かでオーバーなリアクションをみせるワンダとヴィジョンの愛らしい魅力が炸裂している。なぜ『アベンジャーズ／エンドゲーム』の後なのにストーリーが繋がらないのか。そしてワンダとヴィジョンのストーリーは果たして現実なのか……？

全員怪しい！？クセが強い登場人物たち

ワンダとヴィジョンの新婚生活を中心に描かれる本作だが、ふたりの周囲に出てくる登場人物たちにも注目したい。特に目立つのは、やたらとおせっかいを焼いてくる隣人のアグネス。なにかとちょうどいいタイミングで登場する彼女は怪しさが全開だが、シットコムの世界ではありがちな登場人物でもある。

町内でリーダー格のドッティ、会合で仲良くなったジェラルディンや通りすがりにおどけて見せる郵便局員のデニスたちも気になるが、さらにワンダだけでなく世界中のファンを驚かせ、MCUの歴史を覆した”異次元”の人物まで登場！　ほかにも、『キャプテン・マーベル』に登場したマリアの娘、モニカ・ランボーやFBI捜査官のジミー・ウー、『マイティ・ソー』にも登場した科学者のダーシー・ルイスなど、見逃せないキャラクターが盛りだくさんだ。

アベンジャーズで最強！？ワンダのパワー

これまでワンダが披露してきた能力といえば、自在に物を操る超能力。悪の組織の人体実験によって生み出された超人でありながら、自分の能力の大きさに戸惑う一面ももつワンダだが、物体を事前に操るテレキネシス能力と、人の脳を支配する心理操作という能力をあわせ持つ。今回、ワンダはヴィジョン以外の周囲の人物に超能力を隠しながら過ごそうとしている。感情の強さに比例して強大になり、時にハルク並みの破壊力を発揮することもあるこの特殊能力。平和な日常で彼女の能力が必要になる場面はなさそうだが……？

「アナ雪」ロペス夫妻が手掛ける意味深なテーマソング

本作を彩るオリジナルテーマソングを手掛けたのは、『アナと雪の女王』の主題歌“レット・イット・ゴー～ありのままで～”で世界にその名を轟かせた作曲家、ロバート＆クリステン・ロペス夫妻だ。作曲家として歴史に名を残す偉業を成し遂げたふたりが満を持してマーベル作品への参入を果たしている。

第1話では、一生の愛を誓ったワンダとヴィジョンの幸せな様子を彩るポップなメロディがお披露目。本場ブロードウェイ仕込みの楽曲たちが、クラシックな映像に華を添え、往年のシットコム作品の雰囲気が漂うまったく新しいマーベル作品の誕生を予感させている。世界に名を轟かせるロペス夫妻にオファーするほど重要視されているこのテーマソングは、一体どんな意味を持つのか……？

MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）フェーズ4の一部にあたり、過去作キャラクターの登場など、映画作品との関わりも大いに期待される本作。ワンダのヒーローとしての誕生と覚醒を描いた重要な物語を描き、マーベル・スタジオ新章に繋がる本作は、マーベル史上”最も謎に満ちた“物語となっている。

さらに、『ワンダヴィジョン』の熱冷めやらぬ中、本日3月12日（金）からは、マーベル・スタジオが手掛ける映画やドラマ作品の制作の舞台裏を追うドキュメンタリー番組『マーベル・スタジオ アッセンブル』の配信が決定！　記念すべき第1弾では、大盛況のうちに幕を閉じた『ワンダヴィジョン』のメイキングが収められている。『ワンダヴィジョン』を全話一気見した後は、その裏側もぜひ楽しんでほしい！

ワンダヴィジョン｜特別映像｜Disney＋（ディズニープラス）