『裏切りのサーカス』で有名なジョン・ル・カレのスパイ小説『Our Kind Of Traitor(邦題:われらが背きし者)』を原作とする映画『Our Kind Of Traitor』の邦題が、原作本の邦題と同じく『われらが背きし者』に決定しました。
〜ストーリー〜
モロッコでの休暇中、イギリス人の大学教授ペリーとその妻ゲイルは、偶然知り合ったロシア・マフィアのディマから、組織のマネーロンダリング(資金洗浄)の情報が入ったUSBをMI6(イギリス秘密情報部)に渡して欲しいと懇願される。突然の以来に戸惑う二人だったが、ディマと家族の命が狙われていると知り、ディマと家族の命が狙われていると知り、仕方なく引き受ける事に、しかし、その日をきっかけに、二人は世界を股にかけた危険な亡命劇に巻き込まれていく……。
OUR KIND OF TRAITOR – Official trailer – In cinemas now
監督には『パレーズ・エンド』やテレビドラマを中心に活躍するスザンナ・ホワイトを迎え、主役の平凡な大学教授ペリーを演じるのは、映画『トレインスポッティング』で一躍有名になった後も注目を浴び続けるユアン・マクレガー。また、組織を裏切ったロシア・マフィアのディマには『ドラゴンタトゥーの女』のステラン・スカルスガルド、復讐に燃えるMI6のヘクターにテレビドラマ『HOMELAND/ホームランド』のダミアン・ルイス、さらにペリーの妻を演じるのは『007 スペクター』のナオミ・ハリスという、名立たる実力派俳優たちがキャストに名を連ねています。
さらに注目したい点は、スパイ小説で有名な小説家ジョン・ル・カレの作品が原作となっているところ。彼は『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を2011年にゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ他出演『裏切りのサーカス』で映画化されたのをはじめ、他7作品も映画化されているスパイ・サスペンス小説の巨匠です。さらに、脚本を『ドライブ』のホセイン・アミニが務めています。おもしろくないはずがない!
パナマ文書にも通じる国家を揺るがす大事件を背景に、ロシア、モロッコ、イギリス、フランス、スイスなどの世界を股に掛け、友情、裏切り、復讐、愛が複雑に絡み合う人間ドラマをスリリングかつエモーショルに描き出した脅迫のスパイ・エンタテインメントである、『われらが背きし者』。待望の公開日はTOHOシネマズシャンテ他、10月26日(金)とのこと。是非劇場で楽しみたいところです。
われらが背しき者
10月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開
原作:ジョン・ル・カレ「われらが背きし者」(岩波書店刊)
監督;スザンナ・ホワイト「パレーズ・エンド」
脚色:ホセイン・アミニ『ドライブ』
出演:ユアン・マクレガー(『ゴーストライター』)、ステラン・スカルスガルド(『ドラゴンタトゥーの女』)、ダミアン・ルイス(『HOMELAND/ホームランド』)、ナオミ・ハリス(『007 スペクター』)
原題:Our Kind Of Traitor
提供:ファントム・フィルム、ハピネット
配給:ファントム・フィルム
edit by Qetic TamaoMiura