フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマーらが彩るA24最新作『WAVES／ウェイブス』が4月公開決定！場面スチール＆海外版予告が解禁

世界中の映画ファンが注目する新進気鋭のスタジオA24の最新作として注目を集める『WAVES』（原題）が2020年4月に『WAVES／ウェイブス』の邦題で日本公開されることに。同時に場面スチールと日本語字幕付き海外版予告が解禁された。

世界中が注目する映画『WAVES／ウェイブス』4月公開決定！

『ムーンライト』（16）、『レディ・バード』（17）、『ヘレディタリー／継承』（18）など次々と話題作を発表してハリウッドに新風を吹き込む映画制作会社、A24。その作品はどれも個性的で、同時にアカデミー賞にノミネートされるほどのポテンシャルを持つ精鋭揃いだ。青春映画、ホームドラマ、ホラー…… どんなジャンルの作品も、斬新な切り口でフレッシュな物語にアップデートしてきたA24が放つ最新作はトロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、北米限定公開のオープニング（NY／LA）では昨年オスカーを受賞した『グリーンブック』を超える成績を記録するなど、「鮮やかなまでに観る者の心をわしづかみにする」と世界中が大熱狂している。

本作は時代や国境を越えて誰もが体験する青春の挫折、自分を成長させる恋愛、親子問題、家族の絆といった普遍的なテーマが、少ないセリフながらとても繊細に、現代的な手法で描写される。最大の特徴は、スクリーンの中を躍動するサウンド、カラー、ストーリーが、観るものにいまだかつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせること。目に映るすべてが登場人物の心情に寄り添い、観ているものを“共感”以上の物語の奥へと誘う。

車内で360度回転したり、登場人物に寄り添うように自由に動き回る独創的なカメラワーク。赤と青を際立たせたヴィヴィットな色彩デザインの美しさ。さらに注目すべきは音楽へのこだわり。フランク・オーシャン（Frank Ocean）をはじめ、ケンドリック・ラマー（Kendrick Lamar）、アニマル・コレクティヴ（Animal Collective）、カニエ・ウェスト（Kanye West）、レディオヘッド（Radiohead）など新作をリリースするごとに音楽シーンを刷新してきたアーティストたちの、今の時代を映す31曲が物語を鮮やかに彩っている。それぞれの楽曲が登場人物の感情とリンクするように選曲されており、時には音楽がセリフのように心の声を伝えるようだ。

主人公タイラーを演じたのは、『イット・カムズ・アット・ナイト』に続いてのトレイ・エドワード・シュルツ監督とタッグを組むケルヴィン・ハリソン・Jr。大学ではジャズを学び、音楽と演劇に秀でた才能を持つハリソンは、繊細な感受性とテコンドーの黒帯を持つ鍛え抜かれた肉体を披露し熱演している。

タイラーの妹エミリーを演じるのは、Netflixドラマ『ロスト・イン・スペース』で注目を集めたテイラー・ラッセル。過酷な運命に向き合う少女を、繊細さと凛々しさを併せ持ち演じ今年のブレイクスルー俳優の一人に躍進した。そんなエミリーに救いの手を差し伸べるルーク役には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でさまざまな映画賞を受賞した若手実力派、ルーカス・ヘッジズだ。

そして、フレッシュな若手を支えるのは、NBC放送の大ヒットテレビシリーズ『THIS IS US』に出演中のスターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリーといった、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞してきたベテランたち。

今回解禁された日本語字幕付き海外予告は、父と娘の会話や、息子を厳しくしつける父親の様子、教会やダイナーのシーンなどありふれた家族の日常が、フランク・オーシャンのエモーショナルな楽曲「Godspeed」にあわせて展開されていく。時折、ヴィヴィットな色彩が印象的に挟み込まれ、斬新な映像の美しさが際立つ場面も。

波のように絶え間なく人生に押し寄せる喜びと悲しみ。どんなに深い傷も、いつか希望という波が洗い流してくれる。消えることがないと思っていた悲しみも、いつの日か愛により癒されていく。そんな祈りに満ちたメッセージが私たちを深い感動の渦で包み込む映像となっている。

4月公開『WAVES／ウェイブス』日本語字幕付き海外予告