トロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と世界中で話題となっている『WAVES/ウェイブス』が4月10日(金)より全国公開される。この度、本作のオリジナルスコアを担当したナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)トレント・レズナー(Trent Reznor)からのコメントが到着した。

『WAVES/ウェイブス』スコアを担当したトレント・レズナーからコメントが到着

フランク・オーシャン(Frank Ocean)をはじめとする、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト陣による31の名曲によって彩られる本作。トレイ・エドワード・シュルツ監督は使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから着想を得て脚本執筆に取り掛かっている。

A24最新作『WAVES/ウェイブス』のスコアを手掛けたナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーからコメントが到着!「今までに読んだどんな脚本とも違っていた」 film200226_waves_main-1920x1280

ミュージカルを超えたこの「プレイリスト・ムービー」の誕生に一役買っているのが、オリジナルスコアを手掛けたナイン・インチ・ネイルズトレント・レズナーと音楽プロデューサーのアッティカス・ロス(Atticus Ross)だ。

彼らは本作において、登場人物の心情を伝え時にセリフのようにも使われるアーティストの楽曲に対し、メロディーラインを強調しないそぎ落とされたソリッドなオリジナルスコアで感情の微細な動きを巧みに、そしてエモーショナルに浮かび上がらせることに成功している。サウンドデザインに際し、劇中の効果音やセリフをサンプリングしたりなど、独創的な音楽の制作にも挑戦しており、フランク・オーシャンなどの名曲と自分たちのスコアを絶妙なアレンジで流れるように繋げているのも彼らの手腕だ。

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そんなトレントとアッティカスは今夏アメリカで公開されるピクサー・アニメーション・スタジオ製作『Soul』の音楽を担当することも発表されている。まさに映画界で引っ張りだこ。売れっ子の2人がキャリアの浅い若手監督であるトレイのオファーを引き受けたのは、トレイの前作を観て一緒に仕事をしてみたいと思っていたからだそう。トレントは今回のプロジェクトについて、以下のように語っている。

以前から面白いことをしてるな、一緒に仕事をしてみたいなと思う人たちのリストを作っているんだ。そこにトレイの名前も入っていた。アッティカスも俺も『イット・カムズ・アット・ナイト』が大好きで、何か特別なものがあると思った。それで、デビュー作の『Krisha』を観て、衝撃を受けたんだ!『WAVES/ウェイブス』の脚本は今までに読んだどんな脚本とも違っていた。読んだ瞬間、これは紛れもなく、適当な仕事でも気楽な仕事でもなく、誰かが心血を注いで作ったもので、この映画にとてつもない時間を費やして興味深いビジョンと全体像を作ったんだと分かった。トレイはまだキャリアが浅いけど本物だ。それに、これに打ち込むのは最高のプロジェクトだったよ!
トレント・レズナー

映画『WAVES/ウェイブス』予告編|4月10日(金)公開

INFORMATION

WAVES/ウェイブス

A24最新作『WAVES/ウェイブス』のスコアを手掛けたナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーからコメントが到着!「今までに読んだどんな脚本とも違っていた」 film200226_waves_3-1920x2713

4月10日(金)より TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ
出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン
レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー
作曲:トレント・レズナー&アッティカス・ロス
原題:WAVES/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
配給:ファントム・フィルム

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