年に一度、15 日間にわたり、展示、上映、ライブ・パフォーマンス、シンポジウム、レクチャーなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティバル<恵比寿映像祭>。昨年は大盛況のうちに幕を閉じたこのイベントが2月8日(金)から東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイスセンター広場、ザ・ガーデンルームを中心に開催される。
第5回の総合テーマは「パブリック⇄ダイアリー」。「日記」をキーワードに、映像の力について考える。ここでは、数あるプログラムの中から、選りすぐりの4つの見どころをご紹介!! ぜひ<恵比寿映像祭>を楽しむ為の参考にして欲しい。
第5回 恵比寿映像祭 パブリック⇄ダイアリー見どころ4選!!
○公と私がせめぎあう「日記」的な表現のありかたを提示する多彩かつ国際的な作品ラインナップ。
1 |
ソーシャルメディアなどが形作る情報空間における日記のありかたを示唆するクリストファー・ベイカーや、SFフィルム的な視点を用いるベン・リヴァース、「私日記」「偽日記」などを撮り続けてきた荒木経惟など、さまざまな切り口で展示を行う。また、次回<ヴェネツィア・ビエンナーレ>イギリス館代表のジェレミー・デラーが出展する3D映像作品「エクソダス」は、身体感覚をともないながら、悠久の時へと誘う。 |
○展示室がパフォーマンス空間に。川口隆夫(ダムタイプ)による新作ソロ・パフォーマンスを、展示空間内で公演。
○オフサイトに鈴木康広の新作大型インスタレーションが出現。
3 |
日常的な物事に含まれている物語を発見し、組み合せ、詩的な表現を生み出す鈴木康広の新作を展示する。これまで作家が書きためた数百冊にもおよぶノートに描かれたスケッチは、まさに日記的に彼の足跡を表すもの。公共空間に立ち現れる大きなノートに私的なダイアリーが映し出される様は、今回のテーマを体現する。 |
○気鋭の映像作家によるライブ・イベントや関連レクチャー、ラウンジトークなど複合的な企画が盛りだくさん。その他、多数の映像作品を上映。
15日間の会期中、2階の吹き抜け空間に特設されるYEBIZOラウンジでは、多彩なゲストを招いたラウンジ・トーク(無料)を開催。また、恵比寿映像祭立ち上げの契機ともなった「映像をめぐる7夜」(2008年2月)で、記念すべき第1夜に登場した石田尚志を、第5回の節目に再び恵比寿に迎え、スペシャルなライブ・イベントを行う。また東京都写真美術館では、国内外から集められた貴重な映像を上映。
4
[/twocol_one]
[twocol_one_last]
5
[/twocol_one_last]
その他にも、ここでは書ききれないほどの注目のプログラムが盛りだくさん。多くのプログラムの中から予定を組み立てるのもわくわくする作業になるだろう!! <恵比寿映像祭>は映像を切り口に様々な観点から私たちに新鮮な感覚を与えてくれる場となること間違いない!! ぜひ様々な世代の方に<恵比寿映像祭>を堪能して欲しい!!
1、ジェレミー・デラー《エクソダス》2012年/Courtesy The Modern Institute/Toby Webster
2、川口隆夫《a perfect life 川口隆夫ダンス・パフォーマンス in Okinawa》2011年より[参考図版]photo: Koji Kakubari
3、鈴木康広 オフサイト展示に向けた新作のイメージ・スケッチ 2012
4、ハーモニー・コリン、アレクセイ・フョードルチェンコ、ヤン・キヴェチンスキ《フォース・ディメンション》2012年©Danilo Parra
5、シェイラ・カメリッチ《赤のない1395日》2011年Courtesy Gallery Tanja Wagner
Event Information
第5回 恵比寿映像祭 パブリック⇄ダイアリー
2013.02.08(金)~02.24(日)@東京都写真美術館/恵比寿ガーデンプレイスセンター広場/ザ・ガーデンルームほか
OPEN 10:00/CLOSE 20:00(※24日最終日のみ18:00まで)
DOOR ¥FREE
※定員のある上映、イベントなどは有料
※休館日:2月12日(火)、18日(月)
主催:東京都/東京都写真美術館・東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)/日本経済新聞社
共催:サッポロ不動産開発株式会社
後援:J-WAVE 81.3FM
助成:公益信託タカシマヤ文化基金/東京都写真美術館支援会員
協賛:イスラエル大使館/Artis/東京造形大学 CSLAB/NECディスプレイソリュー
協力:ションズ株式会社/東芝ライテック株式会社/東芝エルティーエンジニアリング株式会社/カラーキネティクス・ジャパン株式会社/Kyoto/ぴあ株式会社/株式会社アマナイメージズ/株式会社北山創造研究所/株式会社トリプルセブン・インタラクティブ/株式会社ロボット