阿波晩茶・すじ青のり・柚香(ゆこう)・食用藍といった徳島県の希少価値の高い食材の魅力を伝えるユニークなチョコレート『徳島コレクション』を、チョコレートの輸出入や企画販売を行う株式会社トモエサヴールが自社オンラインショップにて販売開始した。
徳島県の名物食材がチョコに!
『徳島コレクション』は、希少価値がありながらもあまり知られていない徳島の食材の魅力を、日本のみならず世界に発信したいという想いからスタート。オンラインショップの他、東京・大阪・札幌の百貨店でのバレンタイン催事会場でも販売される。
本商品は、トモエサヴール代表であり日本人で唯一「International Chocolate Awards」の審査員を務めるチョコレートソムリエ・さつたにかなこが、徳島独自の食材の個性的な魅力を伝えるために、シンガポールのビーントゥーバーブランド「フォッサチョコレート」とコラボして生まれたチョコレート。今回使用された食材には、認知度が低いために安い価格で流通するなど、これまで産業として発展しづらかったという課題背景も。また、それは海外のカカオ農家の方々が抱える課題と非常に似通っていたという。トモエサヴールでは過去に“顔の見えるカカオ”を使用したチョコレートの販売を行い、海外のカカオ農家の課題解決に貢献。『徳島コレクション』は、徳島の希少価値の高い食材の魅力を日本のみならず海外にも広く発信することで、本来の価値を再認識できるようにローンチされた。
阿波晩茶、柑橘・柚香、すじ青のり、インディゴの4種類が登場!
2020年に製法が重要無形民俗文化財に指定された、徳島県の山間部で作られている阿波晩茶(あわばんちゃ)。カカオの発酵とも共通点を持つ、乳酸発酵させる独特な製法のお茶作りは世界でも珍しく、限られた地域でのみ受け継がれてきた製法だ。本コレクションでは、高木農園の阿波晩茶をウガンダ産のカカオに合わせ、ふわっとお茶の香りが鼻に抜け、阿波晩茶の優しい味わいを感じるチョコレートに仕上がっている。
また、柚子と橙(だいだい)が自然交雑して生まれた徳島独自の柑橘・柚香(ゆこう)と、日本における生産量1位のすだちのピールを使用したミルクチョコレートもラインナップ。噛むたびに柑橘のさわやかな香りが楽しめる一枚に。
他にも、徳島県の吉野川で収穫される香り高いすじ青のりを使用したチョコレートも。ハラナダークミルク64%を使ったなめらかなチョコレートが、青のりの香りを引き立てる一品に。徳島県はすじ青のり生産量が日本一で、全国の生産量の7~8割を占めているという背景も本商品を楽しむポイントのひとつだ。
さらに、染めものとして知られていながら、近年は栄養価の高いスーパーフードとして食用藍が注目を集めているインディゴ。フォッサチョコレート自家製のホワイトチョコレートにブレンドすることで、翡翠(ひすい)のような美しい色調のチョコレートに仕上がりに。
迫るバレンタインシーズンに向け、ユニークな生産ストーリーやサステナビリティに取り組んでいるチョコレート『徳島コレクション』をぜひチェックしてほしい!