「大人でもなく子供でもない。じゃあ私たちは何者なんだろう。」
人生の分岐点といわれる25歳
その節目に何を感じているのだろうか?
写真家・Ryoskrr(リョウスケ)が
25人の25歳に「いまの答え」をインタビューし
写真に記録する連載シリーズ。
第二回目となる今回登場するのは、モデル・アーティストのSAKURA。
25’s view
SAKURA / モデル
――自己紹介をお願い。
SAKURA。25歳です。
元々ダンスをやっていて、それから今はモデルやインフルエンサー、アーティスト活動と幅広く活動してます。
――25歳の今どんなことを感じてる?
自分のしたいことに対して、
バランスが取れるようになってきたなと思います。
そもそも東京に出てきたの3年前で、その前は静岡にいたんですけど、
25歳になる前って漠然とした25歳への期待と不安があって。
もちろん期待の方が大きかったけれど。
それが、いざ25歳になるとこれまでと違って、
経験から考えられる力がついてきたんです。
だからこそ、良い選択ができるようになったと思う。
1歩冷静になって見られる自分がいるのかも。
20歳の頃みたいに、「行けるっしょ!やっちゃえ!」みたいな
勢いはなくなったかもしれないけど、
ファッションは変わらず好きなものを着ていたい。
でも、表現の場においてはアダルトな部分がほしい!と
思ったりもするんですよね。
そういう意味では、そのあたりは模索中なのかな。
――SKAURA。いま持っている、生きていく上での覚悟を教えて。
”覚悟”みたいなものはないけど、”楽しみたい”とは思っていますね。
大人になったからといって、何かを出来なくなるとかは嫌だなあ。
常識や人を思う心は持ちながら、自由に楽しみたいですね。
昨日もいきなり友達と鬼ごっこしよう!ってなって、
鬼ごっこしてましたし(笑)
最近は、年下の若い子達と遊んだりして、
フレッシュな考えやパワーをもらったり、
一方で大人の意見を聞いて取り入れたり、まあ本当バランスいいですよね。
両方見れるから。
その分たくさん考えたりしちゃうけど。
とにかく大切にしているのは”楽しむこと”。
自分がやりたいことをやりたいです。
その過程で、周りの仲間と上がっていけたらなあという意識は強いですね。
――座右の銘は?
18歳の頃に彫ったタトゥーで、
日本語だと「いい子は天国に行くけど、生意気な子はどこにでも行ける。」
って言葉ですね。
私はその生意気な子っていうのを、いい風に解釈して
ただ生意気ってことじゃなくて、
自分の意思を持って世間体とかを気にしないで生きられる子は
きっとどこにでも行ける!って思ってるんです。
そう考えると、その時から性格は変わってないかもですね!
ノリで入れましたけど、いま見ても自分っぽいなあと思います。
――最後に、5年後の自分へ一言。
自分らしくやれてますか?楽しくやれてますかー?って聞きたいかな。
それから、30歳もいろいろ感じてると思うけど、
私は周りの人に支えらえている部分が大きいから、その感謝を忘れずに。
でも重く感じすぎんなよ!楽しめよ!って言いたいですね。
それと30歳になった頃には音楽でもモデルでも、
もっとたくさんの人に見てもらって、
今よりもさらに本質的なメッセージを伝えていきたいです。
そんな感じかな。
自分らしく楽しんでね!
SAKURA
1993年生まれ
ダンサーからキャリアをスタートし、三年前に上京。
現在は様々なブランドのモデルやアーティスト活動など表現の幅を広げている。
東京のカルチャーにおいて、ネクストアイコンになる唯一無二の存在である。
Ryoskrr(リョウスケ)
1992年生まれ。
ストリートカルチャーへのアプローチと新たな表現を求めて、NYやLA、イタリアでのスナップからフォトグラファーとしてのキャリアを開始。その他、アーティトや俳優のポートレート、ファッションフォトなど幅広い分野で活動中。渋谷西武×HIDDEN CHAMPION主催の”POP&STREET展 -AN ANNUAL- 2018″に選出されるなど、写真作家としての活動も行なっている。