「大人でもなく子供でもない。じゃあ私たちは何者なんだろう。」
人生の分岐点でといわれる25歳
その節目に何を感じているのだろうか?
写真家・Ryoskrr(リョウスケ)が
25人の25歳に「いまの答え」をインタビューし
写真に記録する連載シリーズを開始。
第一回目となる今回は、俳優の入江甚儀が登場。
25’s view
入江甚儀 / 俳優
――自己紹介をお願い。
入江甚儀25歳。
俳優。
――25歳の今どんなことを感じてる?
今の状況もこの仕事も全て自分の選択だなって。
だからこうなることも全て決まってたんだと思う。
根本には自分の生き方と運命が共存する中で選択して、ここまできた。
例えばオーディションに落ちたとしても、
そのおかけでスケジュール的に出来る別の役に出会えたりとか。
でも、一方で全て自分の選択と運命で決まってることに甘んじたくはない。
そうなると運命ってなんだろ?って思う。
変えられないし、変えられるかも知れないけど、
せっかくなら自分の意思で切り開いていきたい。
目標があれば、そこに自分の行動指針があって、自ずと行動が変わるはずだし。
――甚儀。いま持っている、生きていく上での覚悟を教えて。
いまの自分が満足しているかどうか。それが全て。
常に今だと思う。
覚悟=いまだと思う。
――座右の銘は?
壁は自分自身だ。
岡本太郎の言葉。
この職業じゃなくても、プロフェッショナルの人は自分の壁を越えてきたと思うし。
いつでも壁を作ってるのは他人ではなく自分だと思う。
結局は、それを超えていく作業の連続だよね。
――最後に、5年後の自分へ一言。
「この言葉を忘れろ。」
だって、未来の自分が過去の自分の記事読んでも結局は過去の自分。
確実に今の自分を超えていて欲しいから。
過去の自分に勇気づけられても仕方ないし。
5年後の俺にはこの記事を見て笑っていて欲しいな。
入江甚儀
1993年千葉県生まれ。
2008年にドラマ「絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜」で俳優デビュー。
2014年に東映「キカイダー REBOOT」で映画初主演。
2018〜19年のスーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVSパトレンジャー」では怪人ザミーゴ・デルマを好演した。
他にも多くの舞台、ドラマ、映画で活躍。
近年の出演作に、舞台「帝一の國」シリーズ(14、15、16)、「若様組まいる」シリーズ(16、18)、「夜が私を待っている」(16)。
ドラマ「お前はまだグンマを知らない」(17)、「ユニバーサル広告社」(17)、「日本をゆっくり走ってみたよ」(17)、「やれたかも委員会」(18)等がある。
Ryoskrr(リョウスケ)
1992年生まれ。
ストリートカルチャーへのアプローチと新たな表現を求めて、NYやLA、イタリアでのスナップからフォトグラファーとしてのキャリアを開始。その他、アーティトや俳優のポートレート、ファッションフォトなど幅広い分野で活動中。渋谷西武×HIDDEN CHAMPION主催の”POP&STREET展 -AN ANNUAL- 2018″に選出されるなど、写真作家としての活動も行なっている。