“always by our side(いつも私たちのそばに)”をコンセプトに、Canonから生まれたスポットライト型スピーカー「albos Light&Speaker」。360°全方位から体感できるクリアなサウンドと様々な角度から対象を照らせるライトにより、日常に彩りを加えてくれる。そんな「albos」とのコラボ企画として、私たちの生活に寄り添い、ライフスタイルを豊かにしてくれる様々なショップを紹介していく本連載。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs7
albos Light&Speaker

今回はコーヒーショップ「HOTEL DRUGS(ホテル ドラッグス)」のオーナーであるナタリーさんが、2023年に渋谷区富ヶ谷にオープンした新店「HOTEL DRUGS’ SELF CARE(ホテル ドラッグス セルフケア)」をフィーチャー。コーヒー以外にも健康的なフードメニューなどが食べられるモーニングが好評で、近所の人や子供連れの方などにも愛される地域の朝の顔となっている。そんな同店はどんな思いでオープンしたのか。1店舗目である「HOTEL DRUGS」を作ったときの話までさかのぼり、お店作りのこだわりや大切にしている価値観について話を聞いた。本記事とは別に、「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」での空間作りや「albos」の使い方の提案などに関してフォーカスした記事も掲載されるので、そちらも併せてチェックしてみて欲しい。

東京の流行発信地として様々な人が日々訪れる街、原宿。そこから千駄ヶ谷方面へ少し歩いた明治神宮外苑のそばに、ローカルの人々に愛されるコーヒーショップ「HOTEL DRUGS」はある。小さなお店であるが、常連の人たちが店員と何気ない会話を楽しみ、コーヒーを飲んでその場を去っていく。そんな当たり前のようだけど、今では尊い光景が「HOTEL DRUGS」には存在している。それは、オーナーであるナタリーさんが大切にしているこだわりがこの店にはあるからだ。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs11
「HOTEL DRUGS」

長年に渡り、数々のコーヒーショップで修行を積んだナタリーさんは、駄菓子屋のような店を作りたかったと話す。「東京に来たときに駄菓子屋が全然ないことに驚いたんです。特に渋谷や原宿には地域に根付いたお店が少ないので、寂しいなと思っていました。小さい子供から、おじいちゃんやおばあちゃんまで、そういう人たちが毎日来ておしゃべりして帰っていく。そういう場所をただ作りたかったんです」。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs2
オーナーのナタリーさん
私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs3

「HOTEL DRUGS」という一見コーヒーショップらしからぬ個性的な店名の由来は、ナタリーさんの原体験にある。「私のおばあちゃんが田舎の辺鄙(へんぴ)な場所でホテルをやっていたのですが、幼い頃にそこのカウンターで一緒に座って店番とかをしていて。おばあちゃんとお客さまのやり取りを見ているのも、すごく楽しかった。こうやって人の1日に関わる仕事をしたいという意識が昔からあったのかなと思います」。

お店の名前は、そのホテルという名前に加えて、お客さまにコーヒーとこの場所の虜になって欲しいという想いから付けられた。「可能性が限定されてしまうような気がして、〇〇コーヒーのような、いかにもコーヒー屋という名前には絶対にしたくなかった」とナタリーさんは語る。

そんな「HOTEL DRUGS」を街の憩いの場として定着させてきたナタリーさんに、出産という転機が訪れる。「産休のタイミングからお店には立っていなかったのですが、お母さんになったことで考え方や優先順位が変わって。またあの場所に戻るのではなく、今の感覚で新しくアウトプットをしたいと思うようになり、新しいお店の構想を少しずつ形にしていきました。結局オーナーじゃなく、一生現場のプレイヤーがいいんですよね。儲からずに終わりそうと思いますけど(笑)」。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs6

そうして生まれた新店舗が「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」だ。「子供も安心して食べられて、自分たちもあったらいいよねと思えるフードも出すお店を作りたいと考えるようになったんです。そういったメニュー開発や新しいことをテストキッチン的にいろいろとやりながら、のんびり営業したいと思って作りました。“セルフケア”という名前を付けたのは、お客さまもそうですが、私自身にもフォーカスしてセルフケアしたいという思いからです」。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs8
「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」の店内
私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs1
「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」のカウンター

「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」はコーヒーはもちろん、夫でありお店のパートナーでもある森田さんが独学で作り始めたサワードウブレッドがイチオシだ。「彼は焼けば焼くほどどんどん上達して、ブレッドは日々美味しくなっている。どれも身体に優しくて、子供も安心して食べられるものをメニューに入れています。実際に自分の子供たちもお店でご飯を食べますし、同じようにお客さんにも安心してご飯を食べてもらいたいので、そう思って身体に優しいメニューを作っています」。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs10
アボカドをのせたサワードウブレッド
私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs5
サワードウブレッドを作る森田さん

お客さまに居心地の良さを感じてもらうには、まずお店にいる自分と家族が安心して過ごせ、“セルフケア”できる場所じゃないといけない。そして、お客さまにも同じように過ごしてもらえる場所にしたい。そんなナタリーさんの思いと優しさが詰まった店として生まれた「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」は、“always by our side(いつも私たちのそばに)”をコンセプトにしているライト&スピーカーの「albos」の価値観にも通じる。いつもそばにあってほしいものとは、人々の生活に寄り添うことで生まれるものだから。

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs4

他にもナタリーさんは、居心地の良い場所作りのためにこだわっていることがある。インスタ映えなどのSNSに写真を上げるために来るような一過性の流行りは避けるため、「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」は現在住所を非公開にしている。「消費されるだけの店になってしまうのは、こっちも気持ちよくないですし、近所に住んでいる人など、普段から使ってくれている人たちの居心地が悪くなってしまうのは嫌だから、住所を非公開にしています。自然発生的な出会いも楽しいはずなのに、それを忘れてしまっている人で溢れてしまっている」とナタリーさん。

働く人や子供、おじいちゃんやおばあちゃんも気持ちよくいられる場所。彼女の理想のお店作りは今後も続いていく。「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」に併せて、外苑前の方の「HOTEL DRUGS」店頭でも、「albos」の期間限定展示も行われるので、詳細は下記のインフォメーションからチェックしてみて欲しい。

※HOTEL DRUGS’ SELF CARE /HOTEL DRUGSでは2024年8月23日(金)〜9月22日(日)の期間限定で「albos」を展示中。

PHOTO:Yuko Yasukawa
TEXT:Sota Nagashima
Sponsored by キヤノンマーケティングジャパン(株)

INFORMATION

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs12

albos Light & Speaker

キヤノンが展開するブランド「albos」から生まれたスポットライト型ワイヤレススピーカー。生演奏のような立体感のある上質なサウンドと、対象をピンポイントで照らすライトで、没入感のある空間を演出する。シルバーとブラックの2色展開。フル充電で最大5時間連続再生可能(※ライトを点灯せずに音楽再生のみの場合)な大容量バッテリーを搭載している。
 
約122(台座直径)×310(高さ)mm/約1.6kg/オープン価格

公式HP

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs14

HOTEL DRUGS’ SELF CARE

住所:非公開
営業時間:08:00-16:00
定休日:不定休

詳細はこちら

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs13

HOTEL DRUGS

住所:東京都渋谷区神宮前2-12-3
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜

公式HP

私たちの日常に寄り添うお店  Part 6「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」 interview2408-albos-hotel-drugs15

音楽とalbosのある生活。「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」編

東京は渋谷区富ヶ谷にて健康的なモーニングを楽しめる「HOTEL DRUGS’ SELF CARE」に音楽や空間作りのこだわりから、「albos」の魅力について話を聞いた。

記事はこちら