ーー先ほどの曲を作るときは「内にこもって書く」という言葉とも通じるところがありますね。シンガーとしての自分と、プロデューサーとしての自分だったらどちらが優れていると思いますか?

お金を稼ぐことが全く問題じゃなくなってから、シンガーとしての作業のあり方が変わったね。これが自分の伝えたいことなんだから、自分できちんと最後までやって、それを共有したいって思いが強くなった。

ーーこれから、アーティストとして将来的に特に何かしたいことはありますか?

音楽を続けていきたいね。あとは、自分が他のアーティストを目指す人たちの助けになれたらって思う。僕の場合は、誰からも助けを得ることができなかったので、サポートが必要なミュージシャンたちの助けになってあげたい。才能があったとしても報われない人って結構多いんだよね。才能ある人がたくさんいるんだし、ネットのツールのおかげでそういう人たちを見つけることは容易になってきている。だから、もっとみんなで楽しくやろうよって思ったりもする。いつか、レコード会社を立ち上げてそこの重役になれたらなんて思ってるんだけどね(笑)。

ーーなぜ、アーティストとしてではなく、自分でレコード会社を立ち上げようなんて思うんですか?

お金は全然問題じゃない。もう、十分すぎるほどあるし。だけど、自分自身が影響力をもっているということは本当に強いよね。自分が好きなもの・今興味があることをインスタグラムの写真一枚で、世界中に伝えることができる。近所の犬を散歩に連れて行ったよ〜みたいな報告をネットでするように、そういうみんなが気がつかないで終わってしまうような純粋な才能をきちんと世の中に広めてあげたい。そのために、自分自身、もっと成功しなきゃいけないなと思っているよ。

ーーオーガストさんのこれからの活躍がとにかく楽しみになりました。ありがとうございました!

1Dらの楽曲も手がけるオーガストの半生、そして未来とはー interview1509118_augaust_2

1Dらの楽曲も手がけるオーガストの半生、そして未来とはー interview1509118_augaust_8

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photo by Shigeta Kobayashi