Interview : Delorean(エキ・ロペテギ[Vo.]、イゴール・エスクデオ[Dr.])
——前作から最新作『アパー』をリリースまで3年かかりましたが、その期間は何をされていましたか?
イゴール・エスグデオ(以下:イゴール) 最初の2年間はほとんどツアーをしていたんだ。その後、新作の曲を書き始めたんだよね。
エキ・ロペテギ(以下:エキ) そう! ツアーをしながら最初の2年間は新作のアイデアを考えていて、その後曲を書いて、レコーディングをして、やっと今年アルバムを出せるってわけなんだ。
——ちなみに作詞、作曲の分担は?
イゴール みんなで書いてるよ。僕らのやり方は民主主義なんだ(笑)。でも歌詞はボーカルのエキが書いているよ。
エキ 僕らは常にみんなで曲を作ることを心がけているんだ。誰かがメロディーを思いついたらそれをみんなでブラッシュアップしたりね。難しい時もあるけど、お互いが尊敬し合える関係をすごく大切にしているよ。
——前作『スビザ』では自宅でレコーディングをしたみたいですね。今作も同じ方法でレコーディングしたのですか?
イゴール ああ、今回も似たような形でやったよ。ギターの音だったり、キーボード、ドラムマシンは自分達のスタジオでレコーディングしたんだ。でもその後また録り直しも行ったんだ。
エキ 具体的に言うと、まず自分達のスタジオではクリーンな状態で曲をとったんだ。その後ニューヨークに行って、ギターやドラム、ボーカル、何パートかのキーボード・サウンドを全て取り払って、また録り直したんだよ。だから、土台となる部分はホーム・スタジオで録ったんだけど、完成系はニューヨークでレコーディングしたんだ。
イゴール クリス・セーンと一緒にね。
イゴール パッション・ピットやフレンドリー・ファイアーズを手掛けているクリス・セーンが今回僕らをプロデュースしてくれたんだ。