2011年、iTunesで試験的に配信したアルバムが国内チャート3位を獲得するなど、ダンスミュージックシーンに突如として現れた、ロック・エレクトロ・テクノを中心に様々なジャンルを融合し、独自のアイディアでダンスミュージックを生み出すDYTH(ディス)

それから約2年、彼らは最新作となる『UNREAL PLACE』を9月25日(水)にタワーレコード渋谷店、新宿店、そしてアマゾンの限定でリリースすることを発表した。サイケデリックでありながらも聴きやすさを兼ね備えたサウンドは、彼らが尊敬してやまないケミカル・ブラザーズを彷彿とさせ、加えて本作ではストーリー性が強くもたされていることが特徴だ。リスナーは、彼らが描いた中毒性の高い世界へトリップすることになるだろう。今作から“Niagara”や “Ping Pong”のMVも公開中。

また、ダンスミュージックの既成概念を打ち破る国内でも稀有なライブスタイルには、有名アーティストからも称賛の声があがっており、自身で主催する屋内フェス型イベント<FUNNEL>ではこれまで砂原良徳・やけのはら・DE DE MOUSE・ナカコー・Buffalo Daughter・sugiurumnといったアーティストを招致・共演し、毎回500人以上を動員し盛り上がりを見せている。次回は10月19日(金)に開催、スペシャルゲストにDE DE MOUSE、フルカワミキ、サカモト教授という豪華面子が集結予定なので、今回もお見逃しなく!

Interview:DYTH

【インタビュー】“より多くの人々を本能的に踊り狂わせたい”―ダンスミュージック界の新星DYTHに迫る。 interview130919_dyth_4

L→R:Deme、yoshe、hiroaki

――こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず、はじめにDYTHについてお伺いできればと思います。どのように結成されたのでしょうか?

Deme 僕らは好きな音楽が多く共通していることもあり、当初はよく一緒にクラブへ遊びに行っていました。最初は単純に騒ぎたいというノリだったけれども、次第に人を楽しませたいという思いからDJをはじめ、さらには既存の曲ではなく自分たちのオリジナルで人を踊らせたい強い気持ちが芽生え、結成しました。

――3人は仲が良いんですね。

yoshe 当時メンバーは 4人だったんですが、結成してからは一緒に住んでいました。一緒に音楽を作ったり、自身がオーガナイズしているクラブイベントについて話し合ったりしていたので、家であると同時にスタジオや会議室としての役割も果たしていました。あまり言えないですが、家をクラブにしたこともあったんですよ(笑)。

――楽しそうだな~(笑)。

hiroaki それぞれの部屋を各ステージやビップルームにしたり、さらにはブースやクローク、バーまで作りましたからそれなりに本格的だったかもしれません(笑)。

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