世界各国のインフルエンサーたちがデザインを手がけたコレクションをお届けするプログラム「The Drop」が、2019年6月よりAmazon Fashionでスタートした。各インフルエンサーのスタイルと、その国ならではのトレンドが反映された特別なコレクションは、30時間限定販売で注文数のみ生産するサスティナブルなシステムも特徴の一つ。さらに受注予定数に達すれば早めに受付を終了する。

そんな話題の「The Drop」が日本代表のインフルエンサーとして白羽の矢を立てたのが、モデルでデザイナーの鈴木えみ。Instagramのフォロワー数は110万人を超え、近年はモデルだけでなく東京を代表するデザイナーとしても頭角を表している鈴木えみに、「The Drop」について、そしてデザイナーとしてのキャリアについて話を訊いた。

Amazon Fashionの新プログラム「The Drop」から鈴木えみが手がけるコレクションがローンチ!デザイナーとしての素顔に迫る interview1008_emisuzuki_3501-Edit-fix-1920x2876

Interview:鈴木えみ

──2017AWより自身のブランド「Lautashi(ラウタシー)」をスタートさせましたが、ブランドを立ち上げたキッカケを教えてください。

私は27歳で結婚、28歳で出産を経験しました。子育てをしていく上で、改めて自分が社会における役割や「仕事」について考えるようになり、モデル以外に何かもう一つ、表現する軸が欲しいと感じるようになりました。モデルをはじめた当初、私はファッション誌を読むタイプでもなく突然飛び込んだ世界だったのですが、モデルとして約20年膨大な数の洋服を身に纏い、“女性像を着替える”仕事をこなす中で、洋服を着ることで前向きになれたり明るくなれるといった、ファッションのパワーを実感することができました。このファッションの素晴らしさ、力を、今度は自分が作った洋服で多くの人に届けたいと思いブランドをスタートさせました。

──「Lautashi」のブランドコンセプトは何でしょう?

あくまでも“日常着”であることを目指しています。日常の中で、着ることで背中を押してもらえるような洋服ですね。着心地の良さを追求した機能的なブランドや、アートのように買って眺めるタイプのブランドとはまた違うと思います。

──日常に寄り添う洋服、ということですね。

そうですね。決して安い価格帯ではないので、せっかく購入してもらったからにはたくさん着て、洋服から色んなパワーを感じ取ってもらいたいです。

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──ブランドスタートから3年目を迎え、デザイナーの仕事とモデル業との違いを実感することはありますか?

モデルと比べて、自分で決定しなければならない項目は比べ物にならないくらい多いですね。物理的に時間を取られることも多いです。あとは、自分の頭の中で思い描いたものを人に伝えて、手元にそれが形として届くまでの作業では、間に人が多く関われば関わるほど変化していく。それは良い方向に行くこともあれば、思わぬ方向に行くこともあるし、理想の形にするために周りの人たちと意見をすり合わせる作業は、本当に大変だなと感じました。コミュニケーション力だったり知識量だったり、自分のスキルが試されるので。

──話をまとめたりリーダーシップをとることは得意な方ですか?

自分で自分を「リーダーシップがとれるタイプ」とは言いづらいですが(笑)向いてるかは分かりませんが、元々何でも楽しんでやれるタイプなので、大変ではありますがそれが楽しかったりはしますね。

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──それでは次に、今回「The Drop」で手がけたコレクションのコンセプトを教えてください。

「Lautashi」とは違ったものが作れたら良いなと思いスタートしました。結果としてドレッシーな仕上がりになったと思います。他のインフルエンサーの方は、西海岸の太陽や広い空が似合うようなカジュアルな洋服が多いように感じたので。今回せっかく日本で唯一選んで頂いたので、ビル群が広がる大都会で華やかに彩ってくれる、そんな洋服を目指しました。

──コレクション制作にあたり、イメージした女性像はありましたか?

自分の中でイメージしていたのは、「アートギャラリーで働いている女性」ですね。アートが大好きでおしゃれも自分から楽しんでいて、同時に知性も持ち合わせている。そんな女性です。
──今回全8型を制作されていますが、特にお気に入りのアイテムはありますか?

オーガンジー素材を使ったアイテムは絶対に作りたいと思っていたので、ロング丈のコートドレスがお気に入りですね。あとは黒のコットン地のドレス。普段一番着やすいアイテムかなと思います。

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──ブラックドレスは定番アイテムとして使いやすいアイテムですよね。「Lautashi」は“日常着”とのことでしたが、「The Drop」のアイテムはどのようなシーンを想定して制作されたのでしょうか?

「Lautashi」よりも、もう少し“特別感”のある洋服だと思います。もちろん毎日着てもらえたら嬉しいですが、ツヤ感のあるピンクのワンピースとかは、普段なかなか取り入れないタイプの洋服だと思うので。イベントが増える年末などに、ぜひ着てもらいたいですね。

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──確かに今回のコレクションは、年末を華やかに彩ってくれるアイテムがたくさん揃っていますね。ちなみに「The Drop」では各インフルエンサーがそれぞれの国のトレンドを取り入れたコレクションを展開していますが、鈴木さんが注目した日本のトレンドは何でしたか?

日本はファッションが細分化されているし、それをミックスしたりもするので、トレンドという明確なものがないように感じます。であれば、トレンドという括りに囚われず「東京の街に似合っている洋服」を作りたいなと。

──なるほど、トレンドないことが日本の特徴かもしれないですね。

そうですね。ただ、首を詰まり気味にしたのは日本的なデザインかなと思います。他のインフルエンサーの方のデザインは、ボディコンシャスで胸元が空いているものが多かったので、そこが違いではないでしょうか。

──女性らしいデザインという点で言えば、今フェミニズムのブームが世界中で起こっていて、「女性」に注目が集まる時代に入っていると思います。鈴木さんのデザインする洋服にも「凜とした女性の強さ」を感じますが、ご自身がファッションデザインを通して表現したい「女性像」はありますか?

私は自分の母がずっと働いていたので、「女性は弱い立場にある」という概念がなく育ちました。両親は共働きで、父が料理も担当していました。「自分の欲しいものは自分で買う」だったり、女性が自立していることが自分の中では当たり前の価値観なので、それがデザインにも反映されているんだと思います。だから意識的に狙っている訳ではないんですよね。それは「Lautashi」でも「The Drop」の洋服でも同じで、私はきっと何を作っても媚びている甘さの洋服は作らないと思いますね。

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──デザイナー・モデル以外の活動についてもお伺いさせて下さい。「The Drop」でもAmazon Fashionが注目する日本のインフルエンサーとして選ばれましたが、影響力のあるインフルエンサーとして、普段の投稿で気をつけていることはありますか?

仕事でインスタグラマーとして発信することが多いのですが、Instagramのフォロワーの皆さんは、プライベート寄りの投稿を期待している方が多いと感じています。なので投稿がプライベートなものなのか、お仕事なのか理解してもらえるような工夫をしています。そして仕事で引き受ける投稿に関しては、リアルな声を届けること。だから本当に良いなと思うものしか引き受けません。嘘はつきたくないので、フォロワーの方との信頼関係を大切にしています。

──Instagramで投稿する際のこだわりはありますか?

投稿を一覧で見たときの、ヴィジュアルの統一感は心がけていますね。ただ昔と比べると最近は、フォロワー数も多いので気軽に投稿するというより、完成度の高いものを発信しなければというプレッシャーを感じることもあります。なので今後はもう少しカジュアルな投稿を増やしたいなと思っています。その方が見て下さっている方も楽しいと思うので。

──最後に、今後デザイナーとして挑戦したいことはありますか?

「Lautashi」の洋服に対する海外の人たちの反応を見てみたいですね。あとはカスタマーの人たちとの関係を密にしていきたいと思っているので、一緒に洋服を作る過程を見る工場見学を企画したり。「Lautashi」の洋服を通して、何か心に残る体験を感じ取ってもらいたいので、それを実現できる仕掛け作りをしたいと思っています。

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Photo by Madoka Shibazaki
Text by Sumire Fujiwara

「The Drop」について

The Dropは、世界各国のインフルエンサーたちがデザインを手掛けたコレクションをお届けするプログラムです。コレクションの注文受付は30時間限定で、受注予定数に達した場合は終了が早まることも。コレクションの商品はお客様から注文があった数量のみ生産します。
日本から選出されたファッションインフルエンサーは、Lautashiのデザイナーとして活躍する鈴木えみさん。The Dropには最新コレクションのコーデに必要なアイテム、「The Drop定番アイテム」もご用意しています。
販売開始時刻に関しては「The Drop」トップページからSMS通知にご登録いただくとご案内が届きます。
 
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鈴木えみ
1985年に生まれ、13歳でモデルデビュー。
以降数々のファッション誌で活躍し、同性を中心に絶大な支持を集める。
プライベートのファッションにもファンが多く、過去には8冊の書籍をリリースしている。
これまで膨大な数の洋服に袖を通し、自身が体験してきたファッションのパワーを伝えるべく、
2017年にLautashiをスタートさせる。

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