——『レガオ』の中には、レゲエ的要素があることに驚いたんだけど、あなたらしく聞こえるし、とてもポップでした。曲を作るときは何を心掛けているんですか?
僕にとって一番大事なことは本当のインスピレーションの外から曲がうまれることなんだ。だから、歌詞が重要で意味を持っている。もしそれが可能なら、音楽のジャンルなんて僕には関係なくて、それは聞き慣れてしまう要素でしかない。だけど、それはたまにジャンルを変えてしまうアイデアにもなりうるんだ。まるで脳の創造的な部分をこれまでとは違ったリズム感覚になるように刺激してくれるみたいにね。
——2011年以降あなたは日本に来ましたか? 『ガロタ』は韓国で作っているけど、何か韓国と日本で違いを感じたり、目撃したりしました?
アメリカ軍の存在と第二次世界大戦の全体的な政治への影響で、韓国の方がヨーロッパやアメリカにとても近くなっているし、多くの人が英語を話せるね。だから、たぶんそっちの方が友達を作るのが楽なんだと思う。でも日本は全体的に韓国より面白いよ。なぜなら、例えば、都市化計画に置いての試みで独自の方法を多く持っているからね。僕は時々先進国であるアメリカ、ヨーロッパ、 日本の三つの“やり方”について考えるんだ。僕はヨーロッパとアメリカは最初に日本から多くのことを学んだと思うんだけど、悲しいことに彼らはいまや興味を示さないんだ。ここには言語って 言う大きな壁もあるし。例えば、日本の新幹線はほかの高速電車よりも優れているのに。どうして、 ヨーロッパは高速な電車を作るのに日本人の技師や企業を使わないんだろうって感じたりもするよ。
Erlend Øye – “Garota”(Official Video)
——日本で行きたい場所はありますか? また、日本で知っているアーティストはいますか?
日本で訪れたい場所はたくさんあるよ。沖縄はそのひとつだね。熱帯な日本というのは素晴らしい気がする。そこでの食べ物も気になるしね。でも、日本の夏フェスにも一日は行ってみたいんだ。驚くほど用意周到で環境にまで配慮しているって聞いたしね。
——日本のファンにメッセージをお願いします。
君たち全員に僕の新作を聞かせてあげれるのを楽しみにしてるよ! 『レガオ』の音楽だけじゃなく“La Prima EstateやRemind Me(from Royksopp)”みたいな曲もあるし、ザ・ホワイテスト・ボーイ・アライブからも数曲あると思う。
最新ライヴパフォーマンス/ERLEND ØYE live in Zagreb(2014)
記事提供:〈Tugboat/P-VINE〉
Event Information
アーランド・オイエ&ザ・レインボウズ 来日公演
2015.03.12(木)@代官山 UNIT
OPEN 18:00/START 19:00
ADV ¥5,800(1ドリンク別or込)
INFO:SMASH(03-3444-6751)