打ち砕く切って貼ったような日々
塗り替えるTRACKと100%のLYRICS
ぶん殴り天辿る咆哮
揺るがない土台固い装甲

SOUNDMAKEする絶対領域
胸のざわめき前進を確信 TRUST ME
今も走る理由は一つ
始まりのHOOD 仲間輝かす

東京・品川出身、全員が97年生まれのクルー・Flat Line Classicsが2023年1月11日にリリースした1stアルバム『THROW BACK LP』の表題曲で、BIG FAFがラップするリリックはクルーの活動指針を端的に示す。

Sart(サルト)、Daz(ダズ)、BIG FAF(ビッグ・ファフ)、Weird the art(ウィルド・ザ・アート)、現在活動休止中のSoloBright(ソロブライト)。彼らは10代でヒップホップの世界に惹かれ、自ら音楽を作り初め、それを武器にステージに立っている。その週末の一瞬が生活の糧になり、世界を輝かせていく。その純粋な喜びを結晶化したようなクルーがFlat Line Classicsだ。

『THROW BACK LP』は、東京・青山蜂で初ライブを行い、その後は恵比寿BATICAを拠点にあらゆる現場で切磋琢磨してきた彼らの名刺代わりの一枚になる。その一枚に込められた想いをここでご紹介する。

INTERVIEW:Flat Line Classics

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──2020年頃から1st EP『AUTHENTIC』、2nd EP『Take Roots』、シングルの“GOLDEN AGE”と“Do Ya”をリリースしてきて、今回ついにアルバム『THROW BACK LP』のリリースを迎えました。それからWeirdとBIG FAFを筆頭にメンバーのソロリリースを重ねてきましたが、いつからアルバムの構想はあったんですか?

Sart 2年くらい前にDazの家でホワイトボードにアイデアをまとめてた記憶がある。既に何曲かあったけど、進まなくなった。それからみんなソロを出し始めた。

BIG FAF 1人ずつやってみようってね。

──BIG FAFはソロで東京の名門レーベル〈WDsounds〉のイベント<NEW DECADE>に出演していますよね。ハードコアな音楽が好きな人であれば誰もが注目する、登竜門のようなイベントだと思いますけど、出演してみてどうでしたか?

BIG FAF <NEW DECADE>を経験したおかげでパフォーマンスの感触は上がった気がします。一皮剥けて、自分を魅せる力がついた。でもライブをした後、とにかく悔しかったんだよね。

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Sart
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BIG FAF

──歴戦の猛者たちに揉まれたということですよね。そうして各々レベルアップしていって、今回のアルバムに挑む流れになったかと思います。このアルバム制作のタイミングで現バックDJのRyoさんが参加する流れになったんですよね。Ryoさんはなぜ加入することになったんですか?

Ryo Ishikawa 最初はイベントで泥酔していたDazさんに会ったんですよ。その時、何回も話をしたのにDazさんはまったく覚えてなくて。その後、家が近いことが分かって一緒にご飯行ったりして仲良くなりました。それで下北沢でBIG FAFさんのライブがある時、Dazさんの予定が空いてないから代わりにバックDJをやりました。そこでSartさんにも会ってたんですけど、その後に中目黒Solfaで会ったら関係がリセットされてて、バーカウンターで友達と話してたら「酒買わないならどいて」って怖い顔で言われたんですよ。そんな感じで様々な出来事を通してみんなと繋がって、11月2日のハーレムのイベント後、正式にバックDJとなりました。

一同 (笑)

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Ryo Ishikawa

──そうなんですね。それで、当初は全てSartのビートでアルバムを作る予定だったと聞きました。

BIG FAF そう。アルバムの前にWeirdとのジョイントEP『Party Joint』を出して。グループでも最初は全てSartのビートでEPを作りたかったんだけど、進めていくうちに色々やりたくなってアルバムを作る流れになって。2022年10月頭にアルバム制作に入る。

Daz 当初はそういう構想だったけど、Sartも忙しくなって。

Sart あまり集中できなかったのと、自分がラップする時、いただくビートに乗せるとリリックの角度が変わることを実感できたりしたから今回は色々な方にお願いをして。今回のアルバムはプロデューサーがとにかく豪華だし、特に縛りを設けないで作っていく話になった。

Daz アルバムにはみんなが共通して理想だと思うプロデューサーの方々に入っていただきました。思い出深いのはTimeOut Café & Dinerで開催された<GRADIS Night TOKYO>(2022年2月6日)。みんなGRADIS NICEさんにコンタクトを取りにいった。

Sart プロデューサーの方々にダメ元で声をかけていた最中で、ちょうどGRADIS NICEさんが東京でビートライブをやっていたから、まさにタイミングだと思った。それからDJ SCRATCH NICEさんに“FLAT LINE CLASSICS”のビートを送ってもらって、この曲がアルバムの核になると確信した。ただ全部ゴリゴリのヒップホップの音ではなく、アルバムを通して聴ける作品にすることを意識して。

Flat Line Classics “FLAT LINE CLASSICS” Prod by DJ SCRATCH NICE(Official Video)

──収録曲の中でもdhrmaさんの曲“BACK FRONT DOOR”がすごく特徴的でした。ビートシーンの最新鋭ならではの音で、奇妙なベースの質感が気持ち良くて。

Daz BIG FAFがイベントで一緒になったところからdhrmaくんとの交友が始まってるんだけど、あの曲だけ何度も作り直してもらったよね。ラップを入れてからまた鉄を擦り合わせるような音が足されてたりして、感動したね。

Sart あの曲と、俺とWeirdでやったDJ GQさんの“CORTEZ”は、それぞれ分かれてプロデュースしようって流れでできた曲。内緒にしながら作ってね(笑)。

Daz 結果的に面白いバランスになったよね。

Sart アルバムの全体図としていろんな作品のリファレンスを出したりしたけど、奇跡的にまとまった。

──リリックに関して、素直に出てくる言葉もあれば、深く考えて書くリリックもありますよね。それにリリックを書くのは自分を掘り下げることでもあると思いますけど、その中で自分のアイデンティティを再確認したり、思い出したことはありますか?

Sart がっつり影響を受けたわけじゃないけど、去年アルバムを出したJoey Bada$$がショーでマイクスタンドを立てて歌ってた。そこでラッパーが歌う、ちょっと荒い歌がすごく良いなと思って。それで自分がちょっと歌ってる曲がある。GRADIS NICEさんプロデュースの“UNTITLED 24/7”ではみんなが幼少期に親が聴いてたアーティストの名前を出してたりする。野球しに行く時、BIG FAFの親父が流していたサザンオールスターズの“希望の轍”だったりね。ちなみに、“UNTITLED 24/7”はGRADIS NICEさんからビートをいただいた時に付いてたタイトルをそのまま使ってるんだよね。

Weird むかし、洗足池公園でリリックを書いて、誰もいないところでラップしてた記憶が蘇った。それと最近、自分はLord Apexのような私生活と社会的側面を擦り合わせるようなリリックに惹かれていて。

Daz 俺は今回のアルバムの曲でメシアTHEフライさんのリリックを入れようと思ってた(“UNTITLED 24/7”)。MEGA-GさんやJUSWANNAも大好きなんですよ。JUSWANNAの城南エリアは俺らが住んでいた品川区も含まれいて、ずっと身近にいるような気がしていて。それと生でライブを観たことがないから観たい。それと初めて聴いた日本語のヒップホップを思い返したら、SWANKY SWIPEの“Feel My Mind”だった。その曲には漢さんとメシアさんが客演していたり、自分の中で結びつくところがあった。

──“UNTITLED 24/7”では「武蔵小山」という地名がラインに入ってますよね。

Daz ある品川区出身の人が品川のことを「THREE BLOCK, THREE LINE」と呼んでいたと。その話を聞いた時に、自分たちなりにレペゼンする方法を考えなきゃなって思った。それで同じP-VINEさんからリリースされているメシアさんの作品のラインに絡めて、自分は生まれて育った「武蔵小山」の名前を入れた。

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Weird
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Daz

──なるほど。

BIG FAF 俺は新しいものに挑戦してみたかったから、“FLAT LINE CLASSICS”では少しタイトに言葉を詰めてみたり、他の曲では日常的なものを落とし込むことを意識した。その日のマインドをそのまま反映させた。“ONE”を書いた日はYouTubeで中華料理屋の動画を見ていて。あの人たち超すごいんですよ。20品くらい一気に作っていて、マルチタスクの鬼。俺もマルチタスク決めてぇなって思った(笑)。野球をやっていたから、“BACK FRONT DOOR”ではヤンキースで活躍してた黒田博樹選手の名前を入れたりして。

──“ONE”の《俺の頭まるで中華料理屋》って最初のラインが最高ですよね。それと、今回はSartのビートがかなり進化しているように思いました。例えば“ZI PANG”はファンキーなギターが鳴っていて、ベース・ミュージックのような質感がある。

Sart 去年、いろんなラッパーやシンガーが家に来て録音していたんだけど、各々がリファレンスを持ってきていたから、こなしていくうちに自分の表現の幅が広がった。でも、自分がビートを量産していく中でも、やっぱり印象に残るものってほとんどないんですよ。“ZI PANG”は「普段作らないようなものを作って」ってDazに言われて、ちょっとファンクな仕上がりになったんだよね。

──このアルバムにはdhrmaさんプロデュース曲や“ZI PANG”然り、色々なブーンバップが入ってると思います。ブーンバップにこだわりがあるなかで、それぞれどんなブーンバップ観があるのかを知りたいです。

Sart 俺の入口はUSのヒップホップだけど、仙人掌さんのラップを聴いた時には言葉の質が違うと思った。それから自分が日本語のラップに求めるのは言葉。ブーンバップは言葉だと思う。各メンバーはソロとクルーの作品で住み分けてると思うけど、俺が思うクルーにとってブーンバップは決して“いなたさ”だけではなくて、なるべくポジティブなものが作りたい。

Weird 〈DOGEAR RECORDS〉やFla$hBackS。Fla$hBackSは俺らの世代を作ったと思う。色々聴いて、どういうブーンバップを作るか悩んでいた時に、Solfaで酔っ払いに「FLCはFLCじゃん!」って言われて腑に落ちたことがあった。ジャンルとかじゃなくて、俺らの音楽だなって。

Daz 青山蜂に初めて遊びに行ってDJを始めようと思ったんだけど、初めて買ったのがKRS-ONEの『I Got Next』だった。あれが一番ブーンバップじゃない?(笑)高円寺のレアグルーブスってレコード屋さんを通りかかって、お店のショーウィンドーにKRS-ONEが掌をかざしてるジャケットがバァーンと飾ってあって、目が合っちゃってたまたま買っただけなんだけど。とにかく声がヤバくて、キックが爆発してる。

BIG FAF 同い年にブーンバップをめちゃくちゃ聴いてるやつがいて、そいつが色々教えてくれた。それでSmoke DZAとかを教えてくれた。Smoke DZAが渋谷のAbemaでライブしてた時があって、それを観に行った時に火がついた。それからSmoke DZAや周辺人物、Joey Bada$$のスタイルを自分なりに落とし込んでみたりしてる。俺はクルーとソロの区別は特にないから、これからやりたいことが出てくると思うな。

Ryo 自分は地元が藤沢で、ずっとスケボーをやっていました。地元の方とずっと滑ってたんですよ。でもその人たちの名前は知らなかった。土日にセガ前というスポットに行くと、絶対に同じ人達がいて、「この人たちは何を生業として生きてる人なんだろう?」ってずっと思っていて、高校2年生の時に初めてその人たちがDINARY DELTA FORCEとして活動していることを知ったんですよ。それからDINARY DELTA FORCEが拠点とする〈DLiP RECORDS〉はずっと好きです。だからブーンバップといえば〈DLiP〉で、初めてDINARY DELTA FORCEを聴いたときはこんなにカッコいい音楽があるんだと思いました。ブーンバップではないですが、同い年だとシンガーのさらさ。高校からの友達で、一緒にイベントを打ったりしてました。藤沢には音楽性の高い人がたくさんいると思います。

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BIG FAF – Trail of hope(Prod by qujioki)

──活動していく中でそれぞれのコミュニティーで色々な出会いがあったわけですね。印象的な出会いについて教えてもらえますか?

BIG FAF 俺の最初の型を作ってくれたのはGROW AROUND(セレクトショップ)の方々で、特にお世話になったのは上司のYumaさん。右も左も分からない時からめちゃくちゃクラブに連れて行ってくれて、今HARLEM(渋谷・円山町にある老舗クラブ)でライブをできているのはYumaさんのおかげだと思う。恵比寿BATICA以外でライブができるようになったのは、Yumaさんに所作を教えてもらったから。もちろんBATICAは駆け出しの俺らをたくさん出してくれて感謝しかない。経験を今も積ませてもらっている。スタッフの皆さんが最高なんです。

Daz 大きく活動を変えるきっかけになったのは、当時LIQUIDROOMで働いていた山田佳緒里さん。お金に困ってた時に「うちで働きなよ!」と言ってくれて、その現場で色々なアーティストのステージを直近で見れたりした。そこで意識がすごく変わった。音的な面だと、PAの盛田さん。職場でも教わることが多いし、自分が主催のイベントでもPAをお願いしていて、音楽のインプットの幅が広がりました。BATICAで働いていた鈴木健さんにも、音楽活動を続けていく上での人生設計の仕方を教わりました。それと同じく元BATICAのスタッフの田中光くん。彼も主催イベント<DEEP DRUNKER>でサポートしてくれていて、ずっとわがままを聞いてくれてます。BATICAには本当にお世話になって、当時のPAの杉山さん、今も一緒に働いている齊藤ディスコさん、みなさんのおかげで今がありますね。

Weird 自分も元BATICAの福井さんにお世話になりました。イベントでは自分たちのライブを必ず見てくれたし、的確にアドバイスをくれた。

Sart 俺も名前をあげたらキリがないけど、BATICAの存在は本当に大きい。現店長のシルバさんが音楽的にも認めてくれたのは嬉しかった。スタッフさんから初めて認めてもらえたから。それと<MELLOW DOWN MARKET>のカイトもそう。俺は独学でビートを作り始めてから周りの友達の意見が全てだったから、カイトに良いって言ってもらった時に「人が聴いて良いと言ってもらえるものなんだ」って思った。

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撮影のためにお店を使わせていただいた「肉の伊吾田」の伊吾田さん

──“MELLOW DOWN MARKET”というインストの曲がありますけど、Flat Line Classicsはよく<MELLOW DOWN MARKET>に出演していましたよね。

Sart “MELLOW DOWN MARKET”は個人的に一番好きな曲で、ラップを乗せたくなかった。<MELLOW DOWN MARKET>は今活動していなくて、彼らの背中を押したい気持ちもある。曲名を決めたのはBIG FAFなんだよね。

BIG FAF 同い年の仲で、活動の初期からイベントに呼んでもらっていたり、切磋琢磨してた仲間たちがみんな仕事で手一杯になってしまって。そんな彼らへのシャウトです。

──Flat Line Classicsと同年代で親しい仲のグループにSound’s Deliがいるじゃないですか。メンバーのKaleidoさんのリリックで《トラップとかブーンバップもないね》(“Platinum Chain”)っていうリリックがあって、90世代後半に生まれたヒップホップアーティストを代表する視点だと思いました。すごくカッコイイし、Sound’s Deliは作品もライブも最高で突出した存在になりましたよね。

BIG FAF Sound’s Deliの勢いを見て、俺らも頑張らなくちゃなって思いましたね。正直悔しかった。もちろん応援しているけど、同時に漠然とした焦りがあったんですよ。俺らも追いつきたい。『THROW BACK LP』はそんな一枚でもあります。

Sart 今回は名刺代わりの一枚で、正直詰めきれていない部分がある。リリックもそうで、とにかく中身を煮詰めていきたい。現場でインプットしてきたものを表現したけど、これからはもっと色々な視点で見つめ直しながらインプットして、作品の輪郭を作っていきたい。

Daz 今年はこの名刺を持って色々な経験をして、レベルアップしていきます。

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中央はBIG FAFのお母さま

このインタビューが行われた後、そのまま本作のリリースパーティーについての打ち合わせに入った。そして “HOT MAGIC”のMV撮影についても話し合う。インタビューでもその想いを語っていた恵比寿BATICAと、“HOT MAGIC”をプロデュースしたMASS-HOLEが長野・松本にオープンしたショップ「da point 117」で映像を撮る。さらにそのタイミングで、MASS-HOLEがイベントに誘ってくれたらしい。出演したのは2月25日、SONIC Matsumotoで開催された<HOME PARTY>。EL moncherie(弗猫建物)とFlat Line Classicsがゲストとして登場した(MASS-HOLEいわく「いいライブをかましてたよ!」)。“HOT MAGIC”のMVでは、その時の様子をクルーの友人・あんが撮影した写真で振り返ることができる。

Flat Line Classics “HOT MAGIC” Prod by MASS-HOLE(Official Video)

リリースパーティーは、作品に参加しているプロデューサーや同世代で切磋琢磨するプレイヤーたちとともに一夜を作り上げたい──そうして、イベントはTimeOut Café & Dinerで行われることになる。

約1年前に同じ場所で出会ったGRADIS NICEやDJ SCRATCH NICEがビートライブを披露、MASS-HOLEやDaz主催イベントなどに度々出演し、彼らのパーティーに欠かせない存在でもある原島“ど真ん中”宙芳、クルーのバックDJを務めていたこともあるHARU、またともに切磋琢磨してきたRILLやTENOHILLA、FIVE as J5T、me2らが登場。春夏秋冬、平日休日問わず乾杯を交わし続けてきた仲間たちが集い、その晴れ舞台を祝うなんとも美しい瞬間だった(そのアフターパーティーは混沌そのものだった)。

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2023.03.11(土)
Flat Line Classics Presents 『THROW BACK LP』 RELEASE PARTYにて
撮影:船津

3月末に発表された収録曲の“BACK FRONT DOOR”のリミックスには、クルーが敬愛するMC・仙人掌(MONJU)がジョイン。インタビュー実施前に届きたてほやほやの仙人掌のヴァースをメンバーと聴いたが、その場の興奮は尋常じゃなかった。冗談じゃなく、人の目はこんなに輝くのか、というくらい。もちろんその仕上がりは“完璧”だった。

BACK FRONT DOOR(Remix)feat. 仙人掌

これからもFlat Line Classicsは素晴らしい瞬間を幾度となく体験していくのだろう。その一瞬を見逃さず、彼らの物語を追っていく。私たちも彼らとともに次のステップに上がっていく。すぐとなりの世界にいる彼らとともに喜びを噛み締めていく。そうやって楽しんでいく音楽が、彼らのブーンバップなのだと思う。

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取材・文・編集/船津晃一朗
写真/Kazuma Kobayashi
取材協力/肉の伊吾田

INFORMATION

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デジタル版 ジャケット
Flat Line Classics──2023年1月22日品川区某所で素直に語り合う。 music230412-flatlineclassics-1-1
CD版 ジャケット

THROW BACK LP

Flat Line Classics
2023.01.11(水)
P-VINE, Inc.
CD/デジタル
品番:PCD-83038
定価:2,530円(税抜2,300円)
*CDとデジタルでジャケットが異なります

Tracklist
1. NO FASHION
Prod by meraki/Lyrics:BIG FAF, Weird the art, Daz
2. CORTEZ
Prod by DJ GQ/Lyrics:Sart, Weird the art
3. BIG STEPPER
Prod by Sart/Lyrics:Weird the art, BIG FAF, Sart
4. FLAT LINE CLASSICS
Prod by DJ SCRATCH NICE/Lyrics:Daz, Sart, BIG FAF, Weird the art
5. BACK FRONT DOOR
Prod by dhrma/Lyrics:Daz, BIG FAF
6. ZI PANG
Prod by Sart/Lyrics:Weird the art, Sart, Daz
7. ONE
Prod by DJ GQ/Lyrics:Weird the art, BIG FAF
8. MELLOW DOWN MARKET
Prod by Sart
9. HOT MAGIC
Prod by MASS-HOLE/Lyrics:BIG FAF, Daz, Sart
10. BEAUTIFUL MIND
Prod by DJ SCRATCH NICE/Lyrics:Sart, Daz
11. UNTITLED 24/7
Prod by GRADIS NICE/Lyrics:BIG FAF, Daz, Weird the art, Sart

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EBISU BATICA 12th ANNIVERSARY Day8 x Deep Drunkers

2023.04.30(日)
OPEN 17:00/CLOSE 23:00
ENTRANCE:DOOR ¥2,000 ※No Drink

TOPIC:以下の注意事項を必ずお守りください
※再入場はお断りしております。
※飲食物の持込もお断りしております。
※店内にて荷物預かりクロークがございます。
※会場周辺での溜まりはご遠慮ください。
※店内マスク着用をご協力お願いします。
※スタッフの指示に従って頂けない場合はご入場をお断りさせて頂きます。

-GUEST LIVE-
in-d
Campanella
ISSUGI
18scott

-LIVE-
Flat Line Classics
doc flawless
S.A.R.(DJ set)
SIGEMARU
City Of Garbage
Battahshit
Tortoise

-Beat Live-
KSword

-DJ-
原島“ど真ん中”宙芳
shakke
M&Ms(DJ Not For Sale & SOU)
Nano Dia
Ryo Ishikawa
Frb
HONGO
shucream
RINO
code
Atuya
muccu
鈴木正義
DJ Allen
fMiller
Zakro
Tenkey

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