タイで制作されるボーイズラブのドラマ・映画を指す「タイBL」。タイ本国での盛り上がりはもちろん、日本でも2020年頃から大きく注目され、今や日本でファンミーティングが行われ多くのファンが歓喜するなど、近年の代表的なトレンドになっています。

今回はそんなタイBLについて、初心者でも楽しめる魅力から、有識者目線の楽しみ方、さらにはタイのエンタメカルチャーまで、たっぷり語り合います!

お招きしたのは、タイBLにどっぷりハマり、香港やマニラで開催されたファンミーティングやタイ現地にも足を運ぶほか、Qeticでも愛溢れるコラムを執筆している箱戸あんさん。そして、フォロワー2万人越えの、タイ国政府観光庁公式ツイッター“タイBLドラマ専用アカウント”「タイBLに恋したい!」の中の人。「興味はあるけど、何から観たらいいのかわからない……!」タイBL初心者代表として、Qetic編集部員もインタビュアーとして参加しお届けします。

タイBLの魅力とは!? タイBLにハマったきっかけは?

──今日はタイBL超初心者の私や私のようなまだ足を踏み入れたことのない読者へ、タイBLについて一から教えてください! まずは、お二人がタイBLにハマったきっかけから伺いたいです。

箱戸あん(以下、箱戸) 私は2020年2月にバンコク旅行へ行った際、ターミナル21(ショッピングセンター)で、『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』のPlanくんの“お誕生日おめでとう広告”を見たんです。かっこいい人だなと思い、SNSで名前を調べて、そこからたくさん視聴して、ハマりました。

──“お誕生日おめでとう広告”というのはどういう広告なんですか?

箱戸 ファンが有志で出資してお誕生日をお祝いする“応援広告”です。K-POP発祥の文化なんですけど、それが結構タイでも主流になっていて。

──そういう広告ってタイではよく見かけるんですか?

「タイBLに恋したい!」の中の人(以下、タイ恋) そうですね、大型のビジョンに出ていたり、GMMTV(※)さんのビルの表の玄関のところに貼ってあったり、ラッピングされていたりなど、本当にいろんなところで見かけます。あとはトゥクトゥク(タイのタクシー)の後ろに看板のような形で「ハッピーバースデー!」と貼り出されているのもよく見かけます。

※GMMTV(ジーエムエムテレビ):タイで番組制作・タレントエージェントを行う会社。多くの人気作品を世に送り出しており、“タイドラマブームの火付け役”と言われている。

──箱戸さんはそのようなきっかけから『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』を観て、さらにどんどんハマるようになったのは、どういう魅力を感じたからなんでしょうか?

箱戸 最初に観た『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』がツボ過ぎて。日本の作品では最近あまりないストレートな愛情表現というか、「お前は俺を守るんだ」みたいなセリフに「いやー素敵!」みたいな気持ちで観ていました。

あと、最初にキャストのSNSから入って、そこから作品を見てみようみたいな感じだったので、キャスト同士のつながりを辿ったり、このキャストが次はこれにも出るんだ! と数珠つなぎに次々と作品に出会っていきました。

[Official Trailer] บังเอิญรัก | Love by chance

『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』

──タイ恋さんも、タイBL作品はストレートな愛情表現が特徴的という印象ありますか?

タイ恋 ありますね。普段他のドラマを見ていてキュンキュンすることはあんまりないんですけど、タイBL作品を観ているとずっとキュンキュンするようなシーンが多いです。純愛というか、ときめくシーンが多いので、それでハマっていきましたね。

──ラブストーリー全般でそういう愛情表現というか、キュンキュンシーンが多めなのでしょうか?

タイ恋 タイでは日常的に「愛してる」とか、感情をストレートに伝える人が多いかもしれません。そんなストレートな愛情表現がドラマの中にも出てくるので、そこがタイのドラマにおいて特徴的ですし、魅力だなと私は思います。

──素敵ですね。タイ恋さんがタイBLにハマったのは、お仕事がきっかけですか?

タイ恋 タイにはずっと関わっているのですが、最近までタイBLはそこまで興味を持って観ていたわけではなかったんです。それが2020年頃、とあるBL好きな方が「タイのBLドラマいい!」という布教ツイートをポストされたのが広まり、それがある意味日本のタイBLブームのきっかけになったと思うんですけど、そのツイートをたまたま見かけて。その他にもTwitterで色々見ていたらビジュアルが良くて、それで『2gether』に興味が湧いて観てみました。そこから私もどんどんハマっていって……。これだけ日本の方に注目されているのであれば、この「タイBL」を通してタイの魅力を発信できないかなと思いつき、仕事でも扱うようになったんですが、はじめは個人的にハマったのがきっかけです。

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引用元:『2gether』(C)GMMTV
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『2gether』

──『2gether』では特にどんなところが心に刺さったのでしょうか?

タイ恋 まずはもう……俳優さんのビジュアルがとにかく良いです(笑)、イケメンすぎて。ドラマのクオリティも高いと思います。ストーリー性だったり、タイの文化、風潮を取り入れつつ、ドラマに仕上げているというところは、タイに関わっている人間でも興味深いなと思うところもありますし、ドラマを通してタイってこういう文化があるんだという学びもあって。キュンキュンするのはもちろんなんですけど、それだけじゃないところでも学べる部分が多いですね。

初心者におすすめの作品とは!?

──お二人それぞれ夢中になったポイントがあるんですね。では、ズバリ私のような初心者は、何から観るのがおすすめですか!? 例えばエントリーしやすい作品や、金字塔としてこれはまず観るべき!のような……

タイ恋 金字塔だとやっぱり『SOTUS/ソータス』と『2gether』かな。

箱戸 『2gether』に関しては話数もちょうどいいですし、話の展開も、「次回が楽しみだな!」って思えるような気持ちで観ていました。メインの二人以外にも主人公の友人、相手の友人など登場人物も多く、群像劇としても面白い。

タイ恋 『2gether』はそんなにシリアスな問題もないですし、あまり難しいことを考えずに観れるので、初心者の方にも観やすいと思います。

『SOTUS/ソータス』は大学でのお話なんですけど、タイでは先輩が後輩を教育していくという独特の文化があって、それをもとにしたドラマで、ストーリーの中に「社会で生きていくためにはこういうことが必要なんだよ」というのを先輩が後輩に教えていくという場面が出てきます。あと『SOTUS/ソータス』はタイBLのドラマの中でも、かなりクオリティが高いと思っていて、観た後に「めっちゃよかった」「一番『SOTUS/ソータス』がよかったです」という方も多い。タイのドラマのクオリティの高さを知ってもらうという意味でも、『SOTUS/ソータス』は観ていただきたい作品の一つです。

──そのクオリティの高さなどが人気で続編『SOTUS S THE SERIES』も放送されたんですね。

タイ恋 そうですね。続編は社会人になった後のストーリーで、学生時代の続きから丁寧に描かれていて、ストーリー展開もすごいんです。

──続編って、前作を超えてこなかったりすることも多いですが、それはもうしっかりと期待通りクオリティ高く作られている感じでしたか?

タイ恋 はい、号泣しました(笑)。めちゃめちゃよかったですね。

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引用元:『SOTUS S The Series』
(C)GMMTV
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Official Trailer SOTUS The Series พี่ว้ากตัวร้ายกับนายปีหนึ่ง

Trailer Sotus S The Series

『SOTUS/ソータス』

お気に入り作品&おすすめポイント

──今までは“初心者なら”という視点でお話を伺ってきましたが、お二人が作品を観ていくなかで「ここに注目してます」「ここが好きなんです」というようなおすすめポイントはありますか?

箱戸 私は同じキャストやスタッフの作品を掘りますね。「この人がかっこよかったから、次この作品に出るから観よう」「この監督が別作品を監督してるんだ」という感じでどんどん観ていくスタイル。

例えば、Planくんが出ていた『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』を観て、続編の『ラブ・バイ・チャンス2/A Chance To Love』へ。その後、『ラブ・バイ・チャンス2/A Chance To Love』に出ていた俳優Meenさんが『Ai Long Nhai』の主演だったので観てみて「相変わらずめっちゃかっこいい…!」みたいな感じで続々と数珠つなぎで観れます。

タイ恋 私は、『SOTUS/ソータス』も好きなんですけど、一番好きなのは『TharnType/ターン×タイプ』で。シーズン2まで続いて、日本でもかなり流行ってます。観やすいかと言うと……ちょっと過激なシーンもあるんですけど(笑)。ちょっと大人向けのBLドラマという感じで、刺激もありつつキュンキュンもするっていうので私はかなりハマった作品です。

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引用元:『Ai Long Nhai』(C)2022. M FLOW ENTERTAINMENT Co.,.Ltd. All Rights Reserved.
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『Ai Long Nhai』

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引用元:『TharnType/ターン×タイプ』Me Mind Y Co., Ltd. ©all rights reserved
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『TharnType/ターン×タイプ』

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引用元:『TharnType2 -7Years of Love-』Me Mind Y Co., Ltd. ©all rights reserved
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『TharnType2 -7Years of Love-』

──タイBLは純愛みたいなイメージがあるので興味深いです。

タイ恋 それまでは『2gether』だったり、純愛の学生モノ『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』とかもずっと観てきていて、その中で刺激的なものが出てきたのでハマっちゃいましたね。ちょっと大人向けで日本ではなかなか見ない。結構攻めてますね。

箱戸 もう一作品、最近観てお薦めしたいのが、「Between us~縒り合わせる運命~」ですね。こちらもなかなか攻めた描写も多く、1話からドキドキしっぱなしの作品です。刺激的な描写がありながらメインの2人が信頼関係を強くしていく様がきちんと描写されていて、これがどちらも両立するのがタイドラマらしいところでしょうか。UWMAのサブカプの2人がフューチャーされた話ですのでこのドラマだけでももちろん、UWMAも一緒に見ることで2倍楽しめる作品です。

※UWMA:「Until We Meet Again~運命の赤い糸~」

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引用元:『Between Us~縒り合わせる運命~』(C) STUDIO WABI SABI CO., LTD.
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『Between Us~縒り合わせる運命~』

──そういったタイBLの流れというか、このタイBLの勢いというのはどうご覧になっていますか?

タイ恋 元々ずっとあったタイBLがいきなり爆発的に注目されたのは、コロナ禍でエンタメを観る時間が多くなり、注目されるチャンスも増えたというのが一番の要因ではないでしょうか。

観光庁では、本庁バンコクに「タイのBLが今日本で流行ってますよ」と言っても誰も信じてくれなかった(笑)。タイの人たちにとっては、エンタメの一つとして今までずっとあったものなので、「急にそんなはずない」みたいな。いきなりこんなに流行りだすっていうのは誰も予想できなかったですね。

──すごいですね。本庁も予想してなかった(笑)。

タイ恋 なので私がBLのTwitterアカウント開設や、プロジェクトを立ち上げたいと提案した際には「本当に大丈夫なの?」と誰にも信用してもらえなかったんですけど、実際Twitterアカウントのフォロワーが増えていくことで「本当だったんだ」と認めてくれてました(笑)。

今後注目したいタイ BLのキャスト、監督は誰?

──今後注目したいタイ BLのキャスト、監督だけでなくてもスタッフ、ムーブメントなどがあったらお伺いしたいです。

箱戸 監督としてはニュー監督(ニュー・シワット・サワットマニークン/New Siwaj Sawatmaneekul)です。『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』の監督なんですけど、色んな作品、GMMの作品なども担当されるようになったので、今後が楽しみです。ムーブメント的には、大学生ものは一通りやりきった感があって、最近は『THE TUXEDO』のような社会人モノが増えてきたのが楽しみですね。

タイ恋 個人的にはGMM以外で「Studio Wabi Sabi」をはじめとした他のプロダクションの俳優さんももっと人気が出てほしいなというのがありまして(笑)。なのでGMMのドラマだけではなくて、他の事務所のドラマっていうのをもっと注目していきたいです。

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引用元:『THE TUXEDO』(C)Q Power Public Media Co.,Ltd (C)Rock Imaging International Co., Limited Distribute
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『THE TUXEDO』

ドラマ以外にどんなコンテンツをチェックしている?

──タイBLではドラマ自体もそうですけど、タイ独自のSNSカルチャーなどドラマ以外のコンテンツも魅力ですよね。個人的には監督さんが頻繁に発信されているのも面白いなと。

箱戸 そうですね、私はマネージャーさんのSNSもフォローしてます(笑)。海外でのファンミーティングの様子など、キャスト本人はバタバタしてあまり発信しなかったりするんですけど、マネージャーさんが現地でご飯を食べているタレントさんの写真をあげてくれるのでよくチェックします(笑)。

──アンテナ張っているところも細かい! ちなみに初歩的なことなのですが、ファンミーティングって何をするんですか?

箱戸 ファンミーティングは、俳優さんが各地を訪れ、そこへ集まったファンがおしゃべりして、ゲームしてみたいなイベントです。韓国俳優さんが来日した際にも開催されているファンミーティングと似てるんじゃないかな。OSTを俳優さんが歌っているパターンもあるので、生で歌ってくれたりとか。

──なるほど、そういったコミュニケーションの場はタイBLシーンでもあるんですね。タイ恋さんはSNSでタイエンタメの様々な情報を発信されていますが、いかがでしょうか?

タイ恋 ファンミーティングはドラマ以外でも多様に開催されていますね。観光庁のプロモーションでBLの俳優さんにPRで出演いただくこともあり、俳優さんを通してタイの観光地を知ってもらうという発信もしています。

──観光庁の中でBLプロジェクトチームがあるんですか?

タイ恋 それが、チームはなくて、私が言い出しっぺでタイBLをやりたいと言ったので、今は全部一人で動いています。Twitterもそうですけど、企画とかイベントも全部自分で一人でやってるんです。

箱戸 え!?

──お一人で……!? ということはこんなに豊富な情報に触れられるのはタイ恋さんの功労の賜物ですね! 箱戸さんにとっても、駆け橋としてだいぶ大きな存在ですもんね?

箱戸 いやもう…もう…いつもお世話になってます…!

一同 (笑)

箱戸 先月も今月も今月末もバンコクへ行ったんですけど、本当にお世話になりました。

──どういう情報をチェックしているんですか?

箱戸 やはりロケ地特集はかなり助かりました。『SOTUS/ソータス』に登場する橋は辺鄙なところにあるんですけど、場所を教えてくれるので頑張って行ってみるとか。あとはカルチャー面ですね。現地のご飯も紹介されているので、掲載されているお店はチャレンジしてみようかなって思えたり。

タイ恋 ありがとうございます。

──タイ恋さんはどうやってその情報を収集しているんですか? 例えば聖地・ロケ地はどうやって探し出すんでしょうか。

タイ恋 ロケ地に関しては本当に地道な作業で、自分でドラマを観ながらチラッとロゴが映ったら一回止めて、それを拡大してなんて書いてあるかを調べ、それを検索して突き止めたり。どう調べてもわからないときはタイ人のファンの方に「あのシーンのあれはどこですか?」と聞いたりして。

──ただならぬリサーチと努力が……。

タイ恋 そうですね。なかなかロケ地の詳細って全部表に出してくれなくて。タイに行って聖地巡礼をしたいファンの方はできるだけ多くのスポットを回りたいだろうなと思うので、観光庁としてどれだけ時間がかかってもできるだけ多くの情報をお伝えできるようにしたいんです。

注目度急上昇中のタイエンタメ! タイエンタメカルチャーの特徴って?

──最後に“タイエンタメカルチャーについて。特にタイ恋さんは観光庁目線で幅広くご存知でしょうし、箱戸さんは何度も現地に足を運ばれているので、それぞれの視点で現在のシーンをどうみられているのか伺いたいです。

タイ恋 そうですね、BLで言うとステイホームの時にYouTubeで気軽に観れたというのがやっぱり一番大きかったのかなと思って。タイでは、ドラマをテレビで放送した後にすぐ公式がYouTubeにアップするんです。そういったタイの“良いユルさ”がいろんなところで見受けられます。SNSもそうですし、“心地良いユルさ”っていうのが一番魅力的なんだと思います。

近年では、BLACKPINKのLISAを筆頭に、タイのアーティストが世界で活躍しています。やっとタイのアーティスト達のクオリティの高さがいろんな面で気づいてもらえる時が来たかな。

──それはもともとクオリティが高くて注目されたのか、それとも急成長の背景があったりするんですか?

タイ恋 いい音楽やおしゃれなカフェの展開など、感度高いカルチャーへの取り組みは結構早いんですよね。コロナの時も一番早く国として開けたのはタイですし、臨機応変に何でもやっちゃいますというところがあるので、流行をキャッチするスピードも速いです。今までそういったタイのカルチャーは日本であまり注目されていませんでしたが、素晴らしいものはたくさんあったじゃないかなとは個人的に思います。

──なるほど。そういうフレキシブルさやスピード感もあるんですね。

タイ恋 そうですね、特に観光に関しては、観光で持っている国なので。人口多分7千万……日本の半分くらいなんですけど、それの2倍くらいの観光客を毎年受け入れているんです。なので、観光客もそれだけ受け入れていて、様々な国籍の方もいらっしゃいまして、情報が入りやすいというか、動きやすい。

──箱戸さんは次にこれ来そうだなみたいな、注目しているエンタメなどありますか?

箱戸 〈LDH〉とタイの事務所「4NOLOGUE」が提携したので、そのあたりが日本にも入ってくるんじゃないかなと思って楽しみにしています。

タイ恋 そうですね、箱戸さんもおっしゃっていましたけど、音楽も日本とタイのコラボレーションみたいなのが今出てきているので、タイの音楽が日本にもっと入ったりとか、日本の曲がタイで売れるようになったりとか。つい先日藤井風さんがタイでコンサートをされて、タイのファンもたくさん来ていました。音楽を通してのタイと日本の交流っていうのが今後増えるんじゃないかなと思っていて、観光庁としてもドラマや映画だけでもなく、音楽もフィーチャーしていきたいです。

──今回私は本当に楽しく勉強になるというか、タイBLやタイのカルチャーを身近なものに感じることができました。ぜひこの機会に、箱戸さんとタイ恋さんがお互い話したいトピックについてクロストークしてもらいたいなと…若干無茶ぶりなんですけど(笑)。

箱戸 ええ…どうですかね…(笑)。私は最近タイへ行った際はずっとバイクタクシーで移動してるんですけど、観光庁としてはやはりトゥクトゥク乗ってほしいとか、チャンプラヤで船に乗ってほしいとかありますか?

タイ恋 そうですね、タイといえばトゥクトゥクなので、もちろん乗ってほしいっていうのはあるんですけど、トゥクトゥクはメーターがない“料金交渉性”なので若干観光客が利用し辛いというのがあったんです。それが最近はEV、電気で動くトゥクトゥクが走り始めていて。それだと日本のタクシーアプリみたいにアプリで呼んで、行き先も全部アプリで設定できて、勝手に連れて行ってくれる。トゥクトゥクに乗りながらエコにも貢献できるし、今私たちのお客さんにも勧めています。

箱戸 えー、知らなかった!

タイ恋 「Muvmi」っていうアプリで呼んでもらうと、チャーターもできますし、しかも比較的安いんですね。金額も前もって分かりますし、コミュニケーションの心配もないので便利ですよ。

──タイ恋さんはどうですか? 箱戸さんにこの際聞いてみたいことなど。

タイ恋 そうですね、タイBLをプロモーションしていく中で観光庁として何ができるのかっていうのは結構悩むところなんです。箱戸さんが何回もタイを訪れるなかで、ファンの方が私たちに何を求めるのかをお聞きしたいな。

箱戸 そもそもやっぱり字を読めないっていう大きな関門があると思っていて。「一文字違うだけで全く違う場所だった!」みたいなことも多々あり(笑)。具体的にこうしてほしいというアイデアは今浮かばないのですが、言葉の壁が厚いのをサポートしてもらえると嬉しいかな……。それこそ「Muvmi」は初めて聞いたので、こういうアプリがあるよみたいな紹介などしていただけるとありがたいです。

今思い出しましたが、『I’m Tee, Me Too』のロケ地に行ったとき、友達と英語で必死に調べて、ハウススタジオ予約したことがあって。調べまくった結果、LINEで簡単に予約できることがわかったんです。調べるまではかなり大変だったけど予約自体は楽だったので、この調べる手間が省けると、スムーズだな……みたいな時はあります。

タイ恋 ありがとうございます。参考にして、今後ロケ地は連絡方法とか載せたいと思います(笑)。

箱戸 こことここ近いと思ったら距離感全然分かってなくて意外とめっちゃ遠かった! とかありますよね。

タイ恋 それがありますよね。結構マニアックなところが多いので。

箱戸 そうなんですよね、『SOTUS/ソータス』に出てくるショッピングモールもかなり遠い場所にあってびっくりしたり(笑)。

タイ恋 そうなんですよね、私たちがBLロケ地ガイドマップ作らないとですね! そういう情報も今後発信していきます。ありがとうございます。

箱戸 ありがとうございます、頼りにしてます(笑)。

──とても参考になるお話です……! お二人とも、本日はありがとうございました!!

PROFILE

箱戸あん

1996年・埼玉県生まれ。PR会社勤務。
演劇、ミュージカル、ジャニーズから声優のコンサートまで通う「現場」好き
 
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「タイBLに恋したい!」中の人

タイ国政府観光庁公式ツイッター「タイBLに恋したい!」を運営。
フォロワー2.1万。タイBLコミュニティーでも代表的な人気アカウントを手がけている。

X(旧Twitter)

INFORMATION

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(キャンペーン期間は終了しております。)
 
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